私がいるガーナの教員養成校は学期末の試験は学校独自で作らず、ケープコーストという街にある大学が一括で作成します。
基本的に学期末試験60%、平常点(通常授業での評価)40%で生徒は評価されます。
そのためケープコーストの学期末試験でいかに点数を取れるかというのは生徒にとってかなり重要になってきます。
私も学期末試験が近くなると過去の問題を見て、ちょっとした対策を行ったりしています。
ある日、同僚が
「ここに過去問あるから使うなら取っていっていいよ」
と、床や机に散在したプリントを指して言っています。
き、汚い。
A型の血が叫んでいます。
「ユー、片付けちゃいなよ!!」
しかし、私の任期も残りわずか。
もう一人の後ろ向きの自分がボソっと
「途方も無い量の資料だし、他にやっている事もあるし、離任までに間に合わないよ・・」
ひと昔に有名になった方は言っていました。
「アツイ、ヤバイ、やるっきゃない!!!」
そんな声に後押しされたかどうかわかりませんが、過去問集を作る事にしました。
作り始めると、これがなかなか手強い。
まず、カウンターパートは
「お~モリタ、こんなとこにも問題用紙があったぞ」
と、わんこ蕎麦のおかわりの様にどんどん問題用紙を持ってきます。
さらに、問題用紙が2枚以上に分かれているとそれがバラバラになっています。
ジグソーパズルの様に前後の問題を見ながら合わせていく作業はしんどいの一言です。
まず、同僚に簡単な仕分けはしてもらってから私がそれを細かく整理していきます。
こうして完成したのが、過去問集です。
オリジナルは全てこのファイルに閉じてあります。
今後も同僚が使える様にとタブをつけて教科毎に分けています。
このファイルは生徒持ち出し禁止。
重複して複数あった問題用紙は別の袋に入れて生徒に渡しても良い様にしました。
いや~なんとか間に合った。
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