2011年6月21日火曜日

ノギスの使い方

さてさて、今回はどんな授業をやっているのかをご紹介ですよ。

前に触れたかもしれませんが、今学期は「生物実験」と「物理実験」をそれぞれ2クラス担当しています。

今回は「物理実験」の授業をご紹介です。

物理実験というと非常に難しそうでイジリー岡田を見る女子の如く逃げ出したくなる様なもんですが、
今回はそんな難しいものはありません。

日本では
振り子を使って重力加速度を測定したり、
時間Δt、高さh、質量m、斜面の角度θとしたときのウンチャラカンチャラみたいなものを想像するかと思いますが、今回は出てきません。

今回紹介っていうか私がやった授業は


ノギスの使い方


えっ、これって物理の授業なの!?と非常に疑問でしたがシラバスにも載っている内容です。
色々とツッコミたい気持ちは各自で発散して下さい。

ちなみに私のいる学校に本物のノギスは、前にあったという都市伝説的な話もあるのですが、3日間全力で探しましたが見つかりませんでした。

そんなわけで、紙でノギスを作ることにしました。
っていうか以前ガーナで活動されていたシニアボランティアの方のアイデアを我が物の如く拝借する事としました。



ノギスの図が描かれたプリントを生徒に配りそれを生徒が自分で組み立てるものです。

まぁ~こういうアクティビティーがあると生徒は盛り上がるし、集中しますよね。

ほぼ全員が完成した頃にノギス(副尺)の目盛の読み方を教えます。

しかし1/3くらいの生徒がいまいち理解していない様子。

さらに追加説明していると

この時、珍しく私が所属している理科部署の部長?みたいな先生
さらにはちょうど出かけていたカウンターパートが帰ってきて、
この2人が補足説明してくれました。



おぉ~まさかの3人でのチームティーチング!!!

するとほぼ全員の生徒が理解した様子でした。

ありがたや、ありがたや♪

この授業に対して2人が非常に好感を持ってくれた様で

主に
「生徒一人一人が取り組めるアクティビティーがあった」
「黒板に目盛りを書いた紙を使っていた」
というところが生徒に分かりやすく良かったと感じてくれた様でした。

部長は私がいくら探しても見つからなかったノギスを授業途中にどこからか1本調達してきて「これを説明用に使え」と言ってくれたり、
さらにカウンターパートは今度行う近所の先生を集めた研修会でこれを紹介しようという事も言ってくれました。

後で自分でも作れる様にと自分のノートにコピーしている生徒も。



準備やら何やら頑張った甲斐があるもんです。

しかし、話好きのガーナ人。一度火がついて説明し出すと中々止まらず、それが2人。
教えたいと思っていた内容の半分しか終わらず・・・

まぁ、ご愛嬌でしょう。





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