2011年2月23日水曜日

DJタケ

突然ですが私の誕生日は2月23日です。
はい、遅れてでもプレゼントお待ちしています。

誕生日直前にいろいろと用事があって同期が多く首都アクラに集合しました。

するとこの同期男連中が悪巧みを始めました。

「普通に誕生日プレゼントを渡すのはつまらない、これを機会にタケ(筆者)をイジッてやろう」

感謝と憎しみを同時に生む様なありがたい試みでした。

主に同期隊員2人が中心となりこのプロジェクトが進められました。

小学生のまま成長して悪戯心に関しては右に出るものはいない「チャンプ」

彼がガーナに来て一番の笑顔写真


同期最年少にして一番まともな感性を持っているかと思いきややっぱりどこかおかしい遅れてきたカリスマ「ダック」



この二人が首都アクラの混沌とした「マコラマーケット」で服を買って誕生日プレゼントとしてくれました。

このマコラマーケット、とにかくゴチャゴチャしていて何でも売っています。

二人がマーケットで買った服のコンセプトは「おもしろガーナ人」

髪を編み、このマーケットで買った服を着せられてよくわからないキャラクター設定が入りました。

その名も「DJタケ」




当たり前ですが私、DJでも何でもありません。ただのサラリーマン&協力隊員です。

明らかに異彩を放つサングラス。

赤と黒のコントラストが時代を先取っている通気性ゼロのシャツ。

ガーナ人は何故か素肌に着るという手編みのガーナ国旗柄ベスト。

その背中に背負うものは時代を先取り過ぎて誰もついていけないチェルシーのロゴ入りバック。

著作権法、何それ食べれるの?ツッコミどころが多すぎるパンツ(ズボン)。




そんな原宿で歩いていてもやりすぎて雑誌記者が声をかけないであろう風貌&
警察が職務質問をしなければいけない代表的な人間という様な姿に変身させられました。

「とにかく偉そうに!!」というシンプルかつザックリとした演技指導まで入りました。

まず手始めに同期のじゅんちゃんにドッキリ的にお披露目しましたが、

ア然・・・

いつもその巧みな話術で周りを盛り上げる彼がまさかの無言・・



ようやく出てきた言葉が

「ガラ悪いな・・・」

日焼けした坊主頭で見た目には完全にそのスジの方であるじゅんちゃんにガラが悪いと言われてしまいました。

その後、2日間かけてドミ(首都で隊員が泊まるところ)にいた隊員にお披露目をしインタビュー形式のムービーを何回も取られ終了となりました。



さらにたまたまドミに来ていた所長にも逆ドッキリ的にお披露目となってしまいました。

「調子に乗ってすいません」と土下座で謝りました(もちろん冗談ですよ)。

ご理解ある所長で助かりました。

所長、残り少ないガーナ生活を楽しんで日本でも頑張ってください!!!!!



私は一体、どこへ向かっているのでしょうか。

会社のみなさん、私を見限ってクビにしないで下さい。


2011年2月22日火曜日

髪を編む

ガーナに来てから髪が長いです。

以前にも書いたかもしれませんが、どうせなら編みこみができるくらいまで伸ばしてみようかと思っていました。

今は学校が休み、さらに首都に行く用事がありそこで同期メンバーが多く集合しました。

この機会に髪の編みこみを遂にやりましたよ。

しかし、地毛でしっかりとした編みこみをするにはちょっと短いと思っていました。

しかししかし、私は気づいてしまいました。

髪を伸ばさなくても編みこみをする方法を

それは

付け毛

いや、私ハゲてないですよ。

将来どうかわかりませんが、とりあえず今は・・・

付け毛、横文字でいうとエクステンション、略してエクステ。

引きこもりのゲーム野郎にはプレイステーションとエクスカリバー(よくゲームに出てくる強い剣)が混ざった言葉の様に感じるかもしれませんね。

そのような誤解が生まれると大変ですので今回の記事では「付け毛」と統一しましょう。


その過程をご紹介。

まず、お店に行き、「どんな髪型がいいか」「付け毛付けるか?」を聞かれてます。

付け毛をつける場合はどんな色がいいかを決めます。



今回は「髪型はコーンロー、付け毛は赤っぽいもの」を選びました。

早速、サイドから髪を付け毛に巻きつけていきます。

メイン担当1人、付け毛を渡すアシスタント1人、付け毛のえりあしを三つ編みしていく人1人の計3人でやってくれました。



明らかに失敗した様な部分もありましたがそこはご愛嬌です。

最後に後ろに伸ばした付け毛をお湯につけてやわらかくします。




そんなこんなで完成です。

所要時間1.5~2時間、料金20セディ(約1,500円)。

初めてこんな髪型にしてみましたがおもしろかったですね。

そしてこれが「よくわからないキャラクター」設定の始まりでした。

続く(のか?)

別に女の子をはべらかしてるわけではありません

2011年2月19日土曜日

ぱいなぽー

ガーナの食べ物に関してうれしい事。

それは

フルーツがおいしい

オレンジ、バナナ、マンゴーなどなど

フルーツは何食べてもおいしいです(たぶん)。

その中で今回は「ぱいなぽ~」をご紹介です。

すいません、調子に乗りすぎました「パイナップル」です。

小さいもので1ヶ1セディ(約70円)、かなり大きいもので2セディ(約140円)くらいです。

普通に丸々1ヶも売っていますし、カットしてすぐに食べる様にもしてくれます。



この時の切り方が面白かったのですね。

パイナップルカットのISO基準、または標準作業指導書があるとは思えませんが、普通はヘタを落として上から4等分して皮のと実の間に包丁を入れて皮を落として一口大に切るって感じじゃないですか?(伝わるかな?)


でもその時のおばちゃんは先に皮を剥いて、ヘタがついたまま4等分して細かく切って袋に入れる。
だったんですね。



ん?俺、細かい?

また、会社の後輩にメールで主婦化してると言われてしまいそうな気がします。

いずれにしても口に入ればウマイ!!!という事は遅れてきたガーナ隊同期最後のカリスマ・ダックが証明してくれています。



2011年2月17日木曜日

コピー屋さん

コピー屋さん。

文字通り紙をコピーしてくれるお店です。

こっちにきて、こんな商売成り立つんだ~と思ったビジネスの一つです。

私のいる学校にはプリンターもコピー機もあるため、普通の授業で使うプリントなんかは学校で印刷します。

でもこの前、分科会のイベントなんかの資料を印刷するのに初めてコピー屋さんを使いました。

自分の学校でやってもあまり文句言われそうもなさそうですが、この配属先に直接関わるイベントではなかったので一応ね。

それほど大きい街じゃなくてもこのコピー屋さんは存在します(たぶん)。

私のいるベチェムという町にも数件ありました。



その中の一軒に入って、コピーをお願いすると明らかに手つきが不安。

コピー機もオンボロだし・・・

しばらく様子を見て

「はい、これが両面印刷で20枚ね」

みたいな感じでつきっきりで様子を見て、もういいだろうと思って別の済ませに行こうとその場を離れました。

ちなみに両面印刷は完全に手動です。

「おっちゃん、1時間くらいで戻ってくるから~」

「おうよ、任せとけ!!!」

例のごとく、ガーナ人の自信たっぷりの返事と共にその場を後にしました。


1時間後、店に戻ると・・・

頼んでた枚数と違う!!!

両面印刷になってない!!!

コピーしてないやつがある!!!
そしてなんとそのコピーしてないページのオリジナルを紛失してる!!!!

料金全然ちが~~う!!!

もし俺が全盛期のX-JAPANだったら中古で数千円のギター(破壊用)を100本くらい持って、確実にこの店で暴れています。


っていうか料金に関してはおっちゃんあんた損してるよ。

頑張れ、理数科教育!!!

ちなみに片面印刷1枚10ペセワ(約7円)、両面印刷1枚15ペセワ(約10円)です。

自分で料金まとめて正しい料金紙に書いて払いました。

ん~、なんて平和なお店なんだ。



さらにさらに、このお店ではなんとタイピング&プリントアウトも仕事としていました。

例えば学校入学や会社入社に必要なタイプした活字の書類なんかを作っています。

ん~所変わればいろんな仕事があるもんですな~

2011年2月16日水曜日

おせんべい

懐かしい~匂いがした~♪
フフフフ~フフフフ~♪
(歌詞あいまい)

と大黒摩季の歌を口ずさんでしまうくらいテンションが上がってしまいます。

おせんべい

いや、もう敬意を払って

御せんべい様

と呼びましょう。

必然的にDr,スランプアラレちゃんに出てくる則巻せんべいの地位が上がってしまうのがちょっとしゃくですが、ここはまぁ良しとしましょう。

ちょっと前になりますがクリスマスプレゼント、お年玉(の代わり)、誕生日プレゼント、全部ひっくるめて親からプレゼントが届きました。

その中にありました。

御せんべい様



いや~会いたかったよ。

そして、ついに私はやりました。

おそらく私の周りでもごくごく限られた人間しか知らないであろう伝説の技を・・・

チーズon御せんべい様



知らない人が見たら完全にイッてるんでしょうが、これがうまいんですよ。

お酒のおつまみに最高ですよ。

日本にいるときによくやってたんですが、まさかこれをガーナで出来ると思いませんでした。


ちなみにチーズは6Pチーズみたいなものがこっちにも売ってます。



パッケージはピンクフロイドのアトミックハートマザー(原子心母)のジャケットもびっくりの牛の強調具合です。
さぁ、ついてこれるか?このマニアックネタ?

そんなわけで、食べた瞬間はゴーゴーへブン♪です。

涙が出そうなほどうまかったです。

しょうゆの塩気とチーズのまろやかさがオイニーと共に口の中でスパークする瞬間、そしてそれにアクセントを付けるかのごとくパリッという歯ごたえ。

ん~最高です。



そうそう、御せんべい様はガーナ人にもあげたんですが大人の感想は・・・苦い顔・・・

(ん~日本からわざわざ送ってのものだからありがたいけど・・・これ、やっぱりダメだ・・でもこいつめっちゃ笑顔で感想求めてきてる・・・)

という心の葛藤がマジマジと見える中、出てきた言葉は

「サ、サンキュー」

なんか逆にこっちが申し訳ない。




ちびっこにあげたところ、

「ウエ~、これ嫌い!!しょっぱすぎる!!!」

ん~やっぱり、子供は正直だ。

でもこのしょっぱさが日本人にはたまらんのよ~♪

2011年2月15日火曜日

しあわせ

ガーナに来てから自分の頭の中でよく流れてくる曲があります。

曲っていうほど良く知らないですが、それは

「しあわせ~って、なんだ~っけ、なんだ~っけ♪」

醤油のCMで明石家さんまと広末涼子が出演して、口ずさむ感じで歌っていたと思います。

ガーナにきて何故かよくこのフレーズが頭に浮かんできます。


ちょっと話は変わりますが、以前にこんな事をメールで聞かれました。

「日本にいた時(働いていたとき)と(ガーナにいる)今どっちが大変?」
簡単に比べられないだろうけど・・・みたいな感じで聞かれました。

仕事(活動)の量でいったら日本の方が圧倒的に多いです。これは間違いないです。
っていうか私の今の状況では、こんなに休みもらっていいのかってくらい休みがあります。
まぁ協力隊員は各自の状況によって違うので一概には言えませんが。

でも日本で電話一本や少し話せば完了するような事が、ガーナ(というか途上国?)ではとてつもなく時間が掛かります。
例えば、タクシー乗るにも値段交渉、実験を行うにも水を家からペットボトルで持ってきて実験道具も一から作成する等。

なんかグダグダ書きましたが、何か纏め的なものを書くとしたら

「日本の方が圧倒的に忙しい、でもガーナでは違うストレスがある」

う~ん、答えになってないですね。

そして、日本で働いている人、同じ職場だった人に非常に非常に非常に申し訳ないんですが、
ガーナに来て

「日本で働いていた時の自分は何が忙しかったんだろう?」

と思うことがあります。

日本の皆さん、そして仕事を引き継いだ(≒ブン投げてしまった)○○○営業2部営業1課のみなさん本当にすいません。
あまりに状況が違いすぎて私の頭のネジが数本抜けただけかもしれません。


でもそんな中、ガーナにいて色々と思う事があります。


ちびっこがワサワサ寄ってきて戯れているとき。


ぐずっていた赤ちゃんを抱っこした時にスヤスヤと寝だしたとき。
でもこの写真では抱っこしてるのは俺じゃないよ


クリスマスにホストファミリーの家族が何をするわけでもなく家族みんな一緒にいたとき。


生徒が自分の実験に食いついてきたとき。



そんな原体験(?)をする時、いつもこの曲が流れてきます。

「幸せ~って、なんだ~っけ、なんだ~っけ♪」

2011年2月12日土曜日

授業交流会

2月7日に私の任地ベチェムで理数科分科会の授業交流会が開催されました。

今回の授業交流会は理科、数学(算数)を中心に教えている隊員を集めて授業を見せ合い、それを評価し合う事による隊員のスキルアップを目的で開催しました。

まぁ~ワークショプ(勉強会?)みたいなもんです。

当日は小学校、高校の2ヶ所に分かれて授業を行い、その後ミーティングを行いました。

その時の様子をご紹介!!!

しかし、私は高校にしか行っていないので小学校は写真及び私の偏見に満ちた想像で記載致します。


【高校】
1人目:ユウくん
さわやか野球青年のユウくんが2年生に物理の授業を行ってくれました。
トピックは「重心」で、ガーナ人が頭に荷物を乗っけて運ぶ事などを身近な例を出して興味を引きつけていました。
また、デモンストレーションを中心としたアクティビティーを取り入れてその爽やかさ全開で授業を行ってくれました。




2人目:水元さん
体調が悪い中、3年生に「数学」の授業を行ってくれました。
ジャパニーズ・ジャッジメント・アクティビティーfeat.マケタホウガジュースオゴリナ・ヨーシワカッタこと
通称「じゃんけん」を用いた「確率」の授業を行い、授業内容と共に日本の文化も紹介してくれました。



3人目:岩出さん
ほんわか癒し系の岩出さんが2年生に「数学」の授業を行ってくれました。
「あなたもこのグラフの様にまっすぐ生きなさい」と言ったかどうかわかりませんが、「一次関数」を教えてくれました。
生徒が参加できる様なアクティビティーや色々な教材を自ら作って分かり易い授業でした。




4人目:チャンプ
その視点は日本に収まることができず常に世界(主にアジア)に目が向いている同期隊員チャンプがICT(情報)の授業を行ってくれました。
ガーナの理数科分科会はPCインストラクターという職種のパソコンの使い方などを教えている隊員も数名加入しています。
そのため今回、彼に授業をお願いしました。
今回授業を行った高校では殆どのパソコンが壊れてるため、生徒がパソコンに直接触れる授業を行う事ができませんでした。
しかし、彼の工夫によりディスカッションや自らのノートPCを使ったアクティビティーで生徒の意見も引き出す「インターネット」に関する授業を行ってくれました。




【小学校】
1人目:はるちゃん
「ここは私のテリトリー、あなた達は私の手の平の上を転がりなさい」と言ったかどうかわかりませんが、同じ任地(開催地)のはるちゃんがいつも巡回している学校の一つで授業を行いました。
内容は「算数」で2年生に10の纏まりを作る「足し算」を教えてくれました。





2人目:れなちゃん
その癒しっぷりはメロンパンナちゃんをもメロメロにするであろうれなちゃんが「算数」の授業を行ってくれました。
自作の教材やお菓子を使って掛け算との関係を中心に「割り算」を6年生に教えてくれました。






3人目:じゅんちゃん
そのなで肩は天下一品、我らガーナ隊が誇るムードメーカー同期隊員じゅんちゃんが「理科」の授業を行ってくれました。
虫眼鏡で紙を燃やしたり、CDを使って光のプリズム的なものを見せたりして「光」の授業でした。

おそらく彼のブログにも今回のイベントの事が書かれるかと思うので要チェックです。
ガーナええがな




4人目:ダック
遅れてきた同期最後の砦、「俺はアヒルじゃないアヒル顔なだけだ!!」ことダックが「算数」の授業を行ってくれました。
ザ・ジャパニーズ・カルチャー、そして鶴(メス)が「ふっ、誰もが私の上を通り過ぎて言ったわ」(そしてフーとタバコを吐く)と言うであろう「折り紙」を使って四角形や三角形の「面積の求め方」を教えてくれました。




今回、初めてワークショップを開き本当に色々と勉強になりました。

予算計画、学校との交渉、ホテル手配など、全てが手探りでしたが色々な人と関われて本当に貴重な経験でした。

参加してくれた方々、不慣れな部分が多く色々とご迷惑をお掛けしましたが本当にありがとうございました。

また、授業を行ってくれた方については配属先での忙しい活動の合間で準備頂き、当日は普段と違う環境にも関わらず柔軟に対応頂き本当に感謝しています。

今回の経験を踏まえて、次にワークショップを開く際は(まだ漠然とですが)もっと良いものにしたいと思います。

みなさん、ありがとうございました&お疲れ様でした~♪

2011年2月11日金曜日

コーヒーレポート

カカオレポートの際に訪問させて頂いたCOCOABOD「ココボード」。

その敷地はとてつもなく広く、もちろんその土地全てがカカオに適している訳ではないとの事。

そのため、カカオだけでなく、ヤシ、バナナ、コーヒーなどが植えられています。

コーヒー!!!!

ダバダ~ダ~ダ~ダバダ~♪
ダバ(訓練所仲間)、あなたの事ではありません!!!!

そもそもコーヒーってどうやって採れるんですかね?
Kofiさん、あなたの事ではありません!!!

コーヒー豆っていうくらいだから豆?かと思いきや木の実みたいでした。
木の実ナナさん、あなたの事ではありません!!!

いや、何万分の1かの確率でこのブログを見てる事があったらと思って書いてみました。


カカオ見てる最中に通った道で
「あ、これコーヒーだよん」
って普通に言われました

写真の白い花をつけているのがコーヒーだそうです。

そこについてる赤い木の実がコーヒー豆になるらしいです。

ほんとうですかね?

今度、図書室で調べてみよ~♪

コーヒーの木


これがコーヒー豆になる(らしい)


2011年2月8日火曜日

カカオレポート4

カカオシリーズ最終話!!!

今回、カカオ取材でわかった事を色々書いていきます。


まず、その1!!!!!

「児童労働はなかった(あくまで私が見た範囲で)」

現在のガーナでは18歳以下の子供を働かせることは法律で禁止しています。

ガーナでは昔、幼い子供にカカオの実を採らせるために学校にも行かせず無理やり労働させていたという事があっと聞いたとこがあります。

しかし、私の行った農園では子供は働いておらず、あんちゃん、おっちゃん、おばちゃんばかりでした。

昔、子供をカカオ採取のために働かせていたのにはこんな理由があると聞いた事があります。

「カカオの木の幹は細く大人が乗ると折れる。しかもカカオの実は高いとこに実る。だから子供を労働させる。」

そのため、子供が落ちて死んでしまう事故も多かったとか。

私が実際に見たわけではないので、嘘か本当かわかりません。

もし本当にそうであったとして、それを何とかしようと品種改良等によって低いところに実をつけるカカオを造った研究者がいたのならすばらしいですよね。

すいません、私の想像です。でも本当かもしれませんよね!?




その2!!!!!

「意外としっかりしている」

いや、本当に。

例えば、農園は地図が作られ、区域がしっかり決められていて品種が定められている。

さらに樹木医っていうですかね?

木が病気になった時に対応する人までいました。

でもこの人、訪問した時はヘッドホンつけてパソコンの前で全力でソリティアやってました。




その3!!!!!

「カカオの苗はめちゃめちゃ安い」

この農園で造られたココアの苗は1株10ペセワ(約7円)で農家へ売るそうです。




その4!!!!!

「カカオの実はセッケンの材料になる」

カカオの実は種を採った後は用無しかと思いきや、燃やしてセッケンの材料にするそうです。



その5!!!!!!

「ヤバイと思った食料は口にしない」

このカカオ取材している時、私の体調はギア3を使った後のルフィくらい弱ってました。

前に書いたかと思いますがティキンにヒットしました(=鶏肉の食中毒)。

もう、カカオ見る以前の問題ですが、数日前からお腹が確変20連チャン継続している状態で出かけるもんじゃありません。

でも野○ソはしてないよ。

みなさん、体調管理は万全に~♪


そんなこんなでカカオシリーズ完結です。

ただ、あくまで私が見た範囲で、しかも私の偏見を下にしたものですのでご了承下さい。

いや~ガーナでの最重要任務を終えた気分です。

めちゃめちゃ個人的ですが送別の時にやたらとチョコレートをくれた会社の同期へ報告致します。

>T口さん
ガーナのカカオ農園にはウンパルンパはいませんでした。

>O畑さん
カカオの実はガリッと噛む事はできませんでした。

>望○さん
メガネ

それじゃまた~♪

2011年2月7日月曜日

カカオレポート3

カカオ3、カカオさん。

えぇ~今回はハイブリッドカカオのご紹介です。

ハイブリッドカカオ、響きがめちゃめちゃカッチョエ~♪

要は品種改良のための実験のご紹介です。

カカオと言っても種類が色々あるらしく、この農園には4種類のカカオがあります。

世界のカカオ業界、ガーナのカカオ業界、この農園のカカオ業界、どこな範囲で使われているのかわかりませんが、カカオの品種は番号で分けられていました。

それらの別々の品種を交配させます。

手法は「接木(つぎき)」です。

まず、茎の表皮を剥きます。



次に別の種類のカカオで芽が出ている枝を切り取り、先ほどの枝へ接着させます。

それをビニールで縛って約10日間置くと接着します。



これでハイブリッドカカオの完成です。

もちろん実験的な意味合いで行っているので安全性が確かめられるまでは市場に流通する事はないとの事。

失礼ながら意外としっかりしている・・・

色々な機関が実験的な農場として使っているらしく、すさまじい数の苗がありました。



そして、この接木の工程を私もやらせてもらいました。

連れて行ってもらったガーナ人に写真頼んだんですが撮れてない・・・

しかし作業の結果、めちゃめちゃ褒められました。

俺、才能あったのかな・・・

「俺、ここで働けるかな~?」

と冗談で言うと

「今いる学校をクビになるか任期が終わってから働けよ」

と意外と冷静な答えが、

・・・うん、絶対ヤダ。

と心の中で固く誓いました。

2011年2月6日日曜日

カカオレポート2

カカオの国からこんにちは。

では、カカオレポート始めます。

今回見学したのはカカオが木から採られてチョコレート工場等に送られる前までの工程です。

それではスタート!!!

まず、これがカカオの木です。





木は10フィート(3mくらい)置きに植えてあるそうです。

木を植えてから約2年で実が採れます。

ちなみに実はついてから4ヶ月で採取時となります。

ラグビーボールより少し小さい形です。

この実を低いところは手で、高いところはカマの付いた棒で落とします。




9割方は手で取れます。

この実を割ると中に種が30ヶくらい入っています。





この種がチョコレートなどに使われるカカオのもとです。

この種はそのまま食べてみると「ココナッツの樹脂に包まれた湿っぽい木の実」でした。

それを木製の箱の中で発酵させます。



3段の階段になっているところの一番上に入れて、2日おきに下の段へズラす。

計6日間発酵させてるわけですね。

発酵が終わるとそれを乾燥させます。



すだれの上に広げて天日干しです。

天候にもよりますが1週間くらい乾燥させます。

この乾燥がキモだそうです。

ガーナのカカオが良質なのはこのすだれの上で天日干ししてるからだと言ってました。

他の国ではコンクリートや土の上で乾燥させてるらしいです。

すだれの上で乾燥させると下からもフレッシュな風が入ってより甘いカカオができると自慢してました。

真偽不明です。
他の国でこんな現場を自分の目で見る機会は恐らくないでしょうから確かめようがありません。

乾燥が終わったものを袋に詰めてチョコレート工場などへ出荷します。



ちなみに1袋65kgで200セディ(約14,000円)!!!

めちゃめちゃ大金です。

普通かちょっと良い人の月給くらいです。

っていうかその袋の上に載ってるの・・・ライフル?

まぁ、倉庫にカギはしてあってもそれくらいして守らないとガーナ人から見れば宝の山、確実に盗難されますよね。

出荷前のカカオ