2011年3月31日木曜日

料理紹介5

久々の料理紹介いきましょう~♪

今回ご紹介は


あんかけ焼きそば


素敵です、素敵過ぎます、その響き!!!!!

ちょっと料理をするようになって私は知ってしまいました。

「あんかけ」の秘密を

そのとろみは「片栗粉」であるという事を!!!

しかし、ここはガーナ。

片栗粉なんて手に入りません。

しかししかし、つい先日帰国した隊員から片栗粉を1kgくらいもらってしまいました。

ここぞとばかりに挑戦です。

っていうか野菜炒めに水溶き片栗粉をいれて終了です。

そして実は色んな国に流通しているというインスタント麺「インドミ」を茹でたものにかけて完成です。

点数・・・90点

なんだろう、俺のハードルが上がっていたのかどうかわかりませんが「それなり」という感じです。

いかん、自分の料理が完全にマンネリ化してる。
味付けなんかがある程度一緒になってきているんでしょう。

それともこの料理を作って食べていた時が停電していたから気分的にイマイチだったのだろうか?

ただ、わかったこと。

片栗粉、超便利!!!


2011年3月30日水曜日

シャボン玉

この前、シャボン玉を作る実験(っていうか半分遊び)を行いました。

理由は6月に実験ツアーみたいなものを理数科分科会で予定していて、その中で同期隊員ダックが行うのがシャボン玉の実験だからです。

もはや我が別宅と(私が勝手に)している同じ任地のはるちゃんの家にお邪魔して予備実験みたいなものを行いました。

メンバーは私以外に

日本での好きな食べ物はユッケと鳥さし、嫌いなものはカキ氷のブルーハワイ味という中年のオッサンの様な良く分からない食の好みを持つ「はるちゃん」。

同期最年少にしてそのパチンコ知識は計り知れない「ダック」。

さわやか野球青年ながら、現在配属先の学校がデモで休校しておりキングボンビーが取り付きつつある「ゆう君」

そんなメンバー4人で実験を始めると近所のちびっ子がやってきておおはしゃぎ。
ちなみにはるちゃん家は「ろう学校」の中にあるので寄ってくるちびっ子は殆どが喋れない子です。
しかし、はるちゃんは手話を勉強しコミュニケーションを図ろうと頑張っていて、本当に頭が下がります。
そんなちびっ子たちもテンションが上がりまくり、「俺(私)にもやらせてくれ~」とせがんで楽しんでました。

溶液の調合を色々と試してみたり、でっかいシャボン玉を作ってみたりと色んな試みをしましたよ。

ちょっと上手くいかない部分もあったりして、またいろいろと試してみようという事になりました。




二重のシャボン玉に挑戦中










2011年3月26日土曜日

さばをさばく

少し前の話になりますが、きましたよ。

遂に来ました、その時が。

私の人生の中で避けてきたその時が・・・

日々、料理をする中で見慣れた食材を料理するのに飽きてきた私は遂に禁断のその獲物を手にしました。

それは



そう、魚をさばく時がきたのです。その戦いの歴史をとくとご覧あれ。


なんにせよまずは魚を調達です。

とはいっても、ここはガーナでも少し内陸の場所です。
生きた魚はほとんど手に入りません。

ガーナには通称「コールドストア」という冷凍された魚や肉を扱っているお店がある程度の街にはあります。



いつも鶏肉を買っているコールドストアのおばちゃんに

「俺、もう逃げない事にしたよ。これからは前(魚)を向いて生きていくんだ!!!」
という気持ちが伝わったかどうかはわかりませんが、ひとまず

「今日は魚を買いたいんだけど」
と言うと、

「ふ~ん、で、何の魚が欲しいんだい?」
と返されます。

そりゃそうです。

しかし、ここで私は気づきました。


俺、魚に関する知識が皆無!!!


過去の異性関係を振り返るかのごとく、今までに出会った魚たちを思い出します。

あじ・・・開いてあって焼くとうまい。我が家ではよく朝食に出てきた。何故か左右の身の多さが違う事多いが身がいっぱいついているところをしょうゆと一緒に食べるとゴーゴーヘブン♪

さんま・・・半分に切られて焼いたものに大根おろしと醤油で食べるとこれまた昇天する可能性大。もしくは出っ歯のおしゃべり芸人。

ほっけ・・・いわずと知れた居酒屋定番メニュー。以前、私一人で2人前を完食し、居合わせたメンバーに激怒された事がある。

その他、色々と思い出してみましたが、ここで気がづきました。

私は今まで、魚をまるまる一匹の状態でみた事がほとんどないという事です。

日本のスーパーで魚を買うと言っても既に内臓が取られ、開いた状態や食べやすいように加工されたものがあるからそれを買っていました。

なんて甘ちゃんだったのでしょう。お恥ずかしい限りです。

ちなみに私は釣り経験もないというバージンロードでワルツを踊れるくらい真っ白な人間です(←あ、特に深い意味はないです)。

とりあえず、お店のおばちゃんにどんな魚があるのか見せてもらいました。

ここで、まさかの奇跡!!!

知っている魚が現れました。

それはなんと鯛!!!(写真撮り忘れました)

あなた~に~会え~て♪
本当に良かった~♪


もうひとつ、魚が出てきました。



「この魚、なんていうの?」と聞くと

「オパー」

!!!!!!!!!!!!!!

意味がわからない、そしてその単語の響きから察するに間違いなくチュイ語の名前です。

っていうか英語で魚の名前を言われてもその場でわかんないのでどうしようもないですが。

八方塞がりとなりました。

ここで擬似連発生!!!

逃げちゃ駄目だ。
逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ。
逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ。

「買います!!僕が買います!!!」

こうしてよくわからない魚「オパー」と「鯛」を買って、期待と不安と愛しさと切なさと心強さを胸に抱いて家に帰りました。

家に帰り、現代の兵器にして私の唯一の頼れる存在インターネットを駆使して魚のさばき方を調べます。

とりあえず、共通して言える事、および最低限やらなければいけない事は

「うろこを取る」
「内臓を取る」

の2つの様です。

調子に乗ってデカイ鯛を買ったせいかうろこがハンパじゃない量です。

しかも飛んできたウロコが目に入るという事件があり、
以降メガネをかけながらウロコを取るという変人まる出しで作業に取り掛かります。

この件に関しては事件、事故二つの観点から捜査を進めております。
あ、言いたかっただけです。

こうして調理した後、
鯛は「鯛めし」
よくわからない魚は「フライ」にして食べました。





鯛めしは・・・今いち・・・しょうゆやみりんで味つけしたつもりが何か違う。

フライは・・・絶品!!!ソースがないので醤油で食べましたが最高でした。やはり、揚げ物は人類を裏切らないのか!?

こうして2年間のガーナでの魚料理決戦の火蓋がきって落とされました。

P.S.
タイトルのサバをさばくは言いたかっただけでさばかどうかわかりません。
オパーはアジか?サバか?誰か教えてくれ~


2011年3月25日金曜日

最近の考え

私のいる学校では新学期が始まりました。

まぁ案の定、予定通りには始まらず2週間遅れ位で授業がスタートしました。

ガーナの教員養成校の理科専攻コースでは
1年生の1学期は生物と化学、2学期は生物と物理。
2年生の1学期は生物と理科指導法、2学期は化学と物理。

というように学期によって授業教科が違います。

私は1年生の理科実験を担当しています。
そんなわけで、最初の授業は小テストの様なアンケートを行い、生物と物理について生徒の知識を確認しました。

・ノギスを使ったことがあるか?
・解剖を行ったことがあるか?
・身体の各臓器の名前を知ってるか?

などなど、まだ結果を詳しく集計していないですがこの結果を踏まえて授業していきたいと思います。

あれ、授業の事、書こうと思ったら写真も撮ってないしシンプルに終わってしまった・・・

なんとなくマジメな事を書いたのでその流れで最近考えている事を書きますね。

ガーナに来て9ヶ月くらいが経ちました。

半年を過ぎたくらいから少し考え方が変わってきました。

最初のころ、ザ・A型人間であり、営業をやっていた時に「気を使え」と言われていた経験から、常に他人の機嫌や考えを察しようと努力する習慣がついていました。

そのため、ガーナ人に対しても最初気を使い、「ん~いまこいつ不機嫌になってるな~」みたいのをわからないなりにも理解しようとしていました。

しかし、その考えが最近、変わってきました。

何か吹っ切れた様な気がします。

その吹っ切れた考えというのが、

「私はガーナ人ではなく、
ガーナ人になるためにここにいるのではない。
ガーナのためにできる事をしよう」

という考え方になってきました。

これが良いか悪いかわかりませんが、
この考え方をする事で今までちょっと苦手だと思っていたガーナ人ともうまく付き合えるようになった気がします。

例えば私が実験室の整頓や実験器具の掃除をしていると、他のガーナ人は「なぜそんな事をするのか?」と不可思議な顔をします。

その顔色を気にするのを止めました。

「だって、次使うときにすぐに使えるでしょ~」
っと言ってやっています。
まずやってみて、それでカウンターパートや周りのガーナ人が便利だと思えばイイのかな~っと。
もちろん自分の行動を理解してもらう事は大事だとは思いますが。

そんな考えを持つようになった頃に思い出した話があります。

営業に関するセミナーで話されたものだったと思います。

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あなたはホームセンターで働いている従業員(営業マン)です。
8月の中旬~下旬頃、一人の中年男性がノコギリと板を買いに来て、あなたにそれらを売っている場所を聞いてきました。
そんな時、あなたはどうしますか?

という内容です。

どうします?

気になるでしょ?

あとは自分で考えて下さい。








いや、ウソですよ。そんなにイジけないで下さい。
続きを読んでくださいね。



普通の営業マンだったらノコギリや板を売っている場所へ案内する。

売り上げ意識がある営業マンだったらなるべく高いノコギリと板を売る。

しかし上記2つはどれも二流だそうです。

一流の営業マンは


「相手が本当に必要なものを売る」

だそうです。


具体的にいくと、一流の営業は

このお客から
「息子の夏休みの宿題で工作があり、それに使うためにノコギリと板を探している」
「これまで日曜大工などはしたことがなく、今後もする予定がない」

と話を聞いて、

「では、うちのホームセンターで売っている板を加工してお渡ししましょうか?」
と提案します。

この時、お客から「お~そりゃありがたいね~」となった様です。

ここから学ぶことができるのは

「相手の真の要求を知る。その真の要求は相手自身が気づいていない事もある。」

という事です。

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まぁ~あやふやな記憶ですがそんな感じの内容を聞いた覚えがあります。

最近、何故かこの話をよく思い出します。


例えチュイ語が喋れなくても
きちんとした教師経験がない「なんちゃって教師」でも
あやふやな英語しか喋れなくても
中途半端な社会人経験しかなくても
生粋のおっぱい星人でも

ガーナに何が本当に必要かを考えて、その本当に必要なものを提供していきたいと思う今日この頃です。

2011年3月17日木曜日

BA送別会

この3月で2年間の任期を終えて日本に帰国する同じ州の隊員の送別会を行いました。

まわる~まわる~よ~時代はまわる~♪
よろこび~悲しみ繰りかえ~し♪

わがBA州の誇る変人娘「しょこたん」と一見まともかと思いきややはりどこかおかしい「なおみちゃん」

そんな二人と同じ敷地に住む男性隊員2名が中心となり送別会が行われました。

この二人が非常に手の込んだ料理を出してくれたお陰で華やかな食卓となりました。



さば寿司、チラシ寿司、おいなりさん、豚の角煮と煮卵、ポテトサラダなどなどその食卓は日本さながら。

また、ベチェム在住の私とはるちゃんは前日に任地で仕込みを行い、から揚げを作りました。

プレゼントやメッセージカードを渡したりもして





さらにはガーナ人の信頼の厚いこの二人の送別という事でガーナ人が何人も挨拶に来たりして盛りだくさんの送別会でした。



翌日はいらなくなった家具なんかをチャーターしたトラックに夜逃げ屋のごとく積み込み任地ベチェムへ戻ってきました。



>しょこたん、なおみちゃん
二人とも二年間本当にお疲れ様でした。
個人的には9ヶ月という短い間だったけどいろいろと面倒みてくれてサンキューでした♪
二人ともずっと日本にいるというわけではないみたいだけど、また会ったときは飲み明かしましょうや。
そしてこれからもどこか他人とズレた感性と変人オーラを全開にしてブッ飛んだ人生を送ってね~。

では次回はしょこたんは都内合コン、なおみちゃんは坂戸駅前の居酒屋か例のガソリンスタンドで会いましょう。

2011年3月16日水曜日

カウンターパート帰国報告

カウンターパート(同僚、以下CP)が研修で日本に3週間行っていました。

帰国して学校の校長先生と副校長先生に報告を行う場に私も同席しました。

というのも、この研修は帰国後にどのようにフィードバックするかという事をアクションプランとして報告する必要があります。

ちなみにCPが出したアクションプランは近隣の中学校の先生を集めて研修会を行うというものです。

その内容も踏まえ、所属部長、CP,私の3人で校長先生と副校長先生に報告を行いました。

一応ちゃんとした会議であったため、会社にいた時に上司と一緒に取引先へ打ち合わせに行った事が思い出されました。っていうか上司と一緒に取引先行くなんて基本的に大きいトラブルがあった時くらいだったので思い出すとちょっと気持ち悪くなります(笑)。

レポートを出して、一通り説明して、校長先生から「お疲れ様、ごくろうさん」みたいな感じで会議は進み、最後に色んなお土産を渡して終了です。

特にCPが日本を出発する際にJICAからもらった「赤べこ」が好評でした。

「じゃあ、赤べこについてちょっと説明して」みたいな無茶振りがあり、

「持ってると何かいい事あるみたいですよ~」

とザックリとした感じで流しました。

ん、オチなんてないですよ、つまんない記事ですいませんね。

2011年3月15日火曜日

ガーナ人訪日

日本の地震、情報が入ってくるにつれて大変な状況が伝わってきます。

私の実家がある埼玉でもガソリンや食料が手に入りづらい、電車が止まっているなどの事態です。

先日のブログにも書かせてもらったように私の周りはみんな無事でした。

また、休職している会社のグループ企業が福島にいくつかあり、非常に非常に非常に心配していましたが、連絡をくれた同僚から軽い怪我をした人がいただけで亡くなられた方はいないと聞いて安心しました。

このような状況でこんなブログを書くのも失礼かもしれないですが、日本のみなさんも「あ~こいつアホな事やってんな」と思って笑いながら、そしてたまには「お~こいつガーナで頑張ってんな~」と思いながら見てやってください。

不謹慎かもしれませんが、今日から普通に記事をアップしていきます。

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この前、ガーナ人のカウンターパート(同僚)が日本を訪問しました。

訪問の理由は日本で開催されるJICA主催の3週間のプログラムに参加するためです。

この研修では日本の小学校、中学校、高校、養護学校を訪問して日本の初等教育(主に算数、理科)を学ぶ事です。

あ、ちなみに参加したのはこのガーナ人だけで私は行ってないです。

その様子を写真に収めてきてくれたのでご紹介します。

学校では授業を見学したり



理科の実験について講義を受けたり



実際に実験を行ってみたり



日本の生徒をビビらせたり




日本の文化を学ぶために茶道を体験したり、琴の演奏を聴いたり



などなど、様々な方の努力で充実した研修となった様です。


さらに訪問したのは真冬の福島県のため雪を見れて、さらには小さな地震も体験したとの事。
もちろん、どちらも参加者全員人生初の体験です。



「常夏の国ガーナから真冬の日本に行ってガーナ人は生きることができるのか?」

「初めて雪を見た感想はどうなのか?」

「日本の子供はいきなり黒人が来てなついたりできるのか?」

「日本語が全く話せなくて生きていけるのか?」

「日本の子供たちよ、いつもオブロニ(外人)、チンチョンチャン(中国人)と言われている俺の気持ちを思い知らせてやれ」

などなど様々な思いがありましたが、帰ってきたカウンターパートに質問してみました。


「日本で一番ビックリした事はなんなのか?」

答えは・・・


道路


意外な答えでしね。

道路が全て舗装されていてきれい。さらに山を貫通したトンネルがあり、立体交差がめちゃめちゃかっこよかったとの事。

何故か首都高をバスで走っている時のムービーを延々と撮って、帰ってきてもそれを見て感動していました。私はそれを見て会社にいる時に出張でよく通った道だったので非常に懐かしく思いました。

本人曰く、ガーナにいて日本のイメージは車や電化製品から「ハイテクノロジー」というイメージしかなかった。でも実際はそれ以外もすごかった。教育に関しても理科実験はガーナで高校生が行うような事を日本では小学生が普通に行っている事に驚いていました。

当たり前ですが、今回の日本訪問は彼にとってかなりの衝撃だった様です。

2011年3月13日日曜日

水の節約法

無事だよ~という連絡や、日本での状況を伝えてくれたみんなありがとう。

私の家族はみんな無事でした。

さらに今のところ私の友人の中には被災した人はいない様です。

とはいっても被災していたらガーナにいる私に連絡しているどころではないと思うので、落ち着いたら何かあってもなくても連絡くれるとうれしいです。


会社のみなさんは無事でしょうか?

福島にあるグループ会社、取引先の方々等は大丈夫でしょうか?

落ち着いたら一度安否連絡や状況を教えてください。


今朝も日本にいる母と連絡していました。

母がスーパーにいったら非常時に備えてカセットコンロ、ポリタンク、水を買っている人がかなりいたと言っていました。

「大丈夫か?大丈夫か?」とオロオロしていてもしょうがないので、今回はガーナで身に付いた水の節約方をご紹介です。

全て私の生活で断水した際の事ですので少し外れる部分もありますがご了解を。

なお、ここでは飲み水は話題から外します。

水で一番、困るもの。

それは間違いなくトイレでしょう。

水洗トイレに流す水がないと非常に不衛生なのはもちろん、精神的にもやられてきます。

しかし逆に考えればトイレに流す水なんてすこし汚くても問題ないですよね。

そこで生活に使った水を全て集めるのです。

シャワーに使った水、洗濯に使った水、食器を洗った水・・・

【シャワー】
バケツ1杯(上級者になればペットボトル1本)で髪、体を洗えます。
ワンポイントアドバイスとしては最初にバケツに頭から突っ込み、髪を水につけるとかなり水を節約できます。
忘れてはいけないのは必ずたらいの中で水を浴びて極力水を捨てない事です。
最近の日本でタライを持っているのは芸風の古い芸人くらいなもんだと思うので、浴槽の中で浴びればOKでしょう。

【洗濯】
シャワーで使った水を洗濯で使います。
手洗いならバケツ1杯で十分洗えます(無論、量にもよりますが)。
すすぎにはきれいな水を別のパケツに1杯準備しておけばバッチリ。
もちろん、水は全て捨てません。

【食器を洗う】
手で落とせる汚れは落とし、洗濯した水で食器を洗い、洗濯のすすぎに使った水ですすぎます。
ここでも汚れや衛生面で気になれば新たにきれいな水を使います。
もちろん、水は一切捨てません。
昔、阪神淡路地震(だっけ?)の時に少し話題になったラップでお皿を包んで食べ終わったらそのラップを捨てるという事もできるかと思います。
しかしガーナではラップが手に入りにくく、ゴミが出るだけなので私は使ってません。

こうして汚くなったを水でトイレで用を足した後に流せばその水の役目は終了です(小を流すかどうかはあなた次第)。
タンクを開けて(っていうかもうフタなんて取っ払っておきましょう)水を入れてレバーを下げれば、気持ち的にもスッキリ♪
水もここまで使われれば本望でしょう。


断水している様な状況でこんなブログを見ている人がいるとは思えないですが、何かの力になればと思い書きました。

亡くなった方々のご冥福をお祈りすると共に、一人でも多くの方の命が助かることを心から祈っています。

頑張れ、日本!!!

他人事の様に聞こえてしまうかもしれませんが、これ以外言葉が浮かばないですね。

2011年3月11日金曜日

日本で地震!?

日本で地震があったみたいですね。

朝起きて朝食の準備をしていたらホストファザーから「日本で大きい地震があったらしいぞ!!」と電話がありました。

すぐにホストファミリーの家にテレビを見に行くとCNNやアルジャジーラで速報していました。

テレビのニュースで見たところ地震よりも津波の被害が大きいようですね。

特に仙台を中心とする東北の沿岸部が被害が受けた模様です。

私がテレビを見た時点では死傷者はいないようでしたが、日本に住んでいる方々の命が無事で、被害が最小限で収まる事を願ってます。


日本に電話をかけましたが繋がらず・・・
メールも何故か繋がらなかったのでこのブログに書かせてもらいました。


日本の皆さん、落ち着いたら電話やらメールやらで連絡下さい。

2011年3月10日木曜日

クロスロード

クロスロードという協力隊員やシニアボランティアの活動を紹介する雑誌があります。

(はい、ここでミスチルのクロスロードの歌詞を載せると思ったあなた、残念!!!)

毎月一回発行されていますが、おそらく本屋などで市販されているものではないと思います。

もし興味のある方はネットで「クロスロード 協力隊」みたいな感じで検索してみて下さい。

連絡先はわかるのですがこのブログで大っぴらに住所やEmailアドレスを載せるのをビビッてます。

この雑誌、私たちは海外にいても一人一冊受け取ることができて数少ない情報源の一つです。

さらに日本にいる家族にもクロスロードは届けられている様です。

このクロスロードの2011年3月号の「読者からのおたより」というところに何故か私の母の投稿が載っていました。

他の隊員から「クロスロードにお母さんの投稿載ってるよ~」と言われ見てみると・・・

確かに載っている。

名前、職業、年齢、居住地、確かに全て合ってる。

まさかと思って読んでると「現在、長男がガーナに赴任中で・・」

いやいや、これ間違いないでしょ!!!

翌日、早速電話をしてみると。

「ハハハ~、載っちゃったね~♪いや~プレゼント欲しくて投稿しちゃった♪」

との事、さらに

「まさか、あんなに堂々と名前とか載るなんて恥ずかしいね~偽名でも使えば良かったね~レディガガとか」

!!!!!

そんな事より私はあなたがレディガガを知っている事のほうがビックリです。

これ、ネタじゃなく会話を忠実に書き起こしてますよ。

わが母、おそるべし・・・

2011年3月9日水曜日

ストライキ

いきなりですが今、ガーナのほとんどの学校ではストライキが起きています。

小学校、中学校、高校は学期中なのですが先生のストライキにより授業が行われていません。

私のいる教員養成校は3/8からスタートのはずでしたがスタートしていません。

ただ私のいる学校ではまた別の理由でスタートが遅れているのもあるのですが、ややこしくなるので今回はガーナ全土でのストライキについて書きます。

クソ真面目な感じで淡々と書きますのでつまらないと思う人は読み飛ばして下さい。

そして以下の情報は主に私の周りのガーナ人から聞いた情報です。

はい、そうです。
間違っていたら笑って許して和田アキ子、あの微笑みを忘れないでZARDです。

ストライキの原因は全世界共通の理由、「給料」です。

ガーナの教員は全て政府から給料をもらいます。(日本の様に県単位などではありません)
まぁ平たく言えば、教員はみんな国家公務員って事ですね。

このガーナ政府から公務員(教員以外も含みます)への給与体制が変わりました。

以前の給与制度をGUSS(Ghana Universal Salary Structure)と言い、新しい給与制度をSSSS(Single Spine Salary Structure)と言うらしいです。

正確には正式にこの新しい制度がスタートしたわけではなくトライアル的にスタートした様です。

しかし、新制度SSSSにより実質的にもらえる給与金額が旧制度GUSSに比べて少なくなった事に反発した教職員組合がストライキを起こした様です。

ガーナには主に以下の4つの教職員組合があります。

・GNAT (Ghana National Association Teachers、通称ナット)
無免許教員、Certificated(旧教員養成校卒)の資格を持つ教員、
Diploma(新教員養成校卒、Certificatedよりも1ランク上)の資格をもつ教員が所属する組合。
主に小学校、中学校の教員が所属する。

・NGRAT (National GRaduated Association Teachers、通称ナグラット)
Bachelor(大卒)の資格を持つ教員が所属する組合
主に高校の正規教員が所属する。

・POTAG (POlitechnic Teacher's Association of Ghana、通称ポタッグ)
Master(院卒)の資格を持つ教員が所属する組合

・UTAG (University Teacher's Association of Ghana、通称ユタッグ)
大学(University)で働く教員が所属する組合

このうちPOTAGとUTAGは給与体系が少し違うらしく今回のストには主立って参加していません。
そのため今回のストはGNAT,NGRATが主導して行っています。

非常に誤解を招く言い方かもしれませんが、ガーナでは上級学校の先生ほど給与や待遇は良いです。
逆に言えば初等教育の先生ほど給与も低く待遇も良くないというのが実態です。

ストは3月4日くらいから行われており、この記事を書いている3月9日時点でも収拾の目処が立っていません。

ちなみに私のいる教員養成校は先生によって所属する団体が異なるのでちょい面倒です。

実際に小学校などでは授業が行われず、生徒は本当にほったらかしの状態です。

良く分からない大人の事情で子供に被害がいくのは本当に悲しいですね。

しかし私も日本の会社では組合員ですので、こうでもしないと状況を変えられないという教員の気持ちもわからないでもないですね。

なんにせよ、早く事態が収拾して授業が始まることを願うばかりです。



2011年3月4日金曜日

ジョニ漬け

漬物・・・

また会えると思わなかったよぉ~!!!

素敵な再会のキューピットをしてくれたのは

ガーナ隊員の中でもそのメガネの奥に隠された音楽センスは底が知れない「ジョニー」です。

彼が親御さんから送ってもらった荷物の中に「朝鮮漬けの素」というものがあったそうです。





ホスピタリティーとメガネ溢れるジョニーから

「これあげるよ~ん♪(でもメガネはあげないよ)」

とありがたいお言葉が。

彼のそのやさしさとそのメガネには感服するばかりです。

朝鮮漬け・・・全く意味がわかりませんよね。

本人も言っていましたがこれを「ジョニ漬」と命名しましょう。

作り方はとてつもなく簡単、適当な野菜を切って、塩もみします。

塩もみ、ガーナに来て初めてやりました。

フムフム、浸透圧を利用して野菜の水分を抜くんだな、と元来の理屈っぽい性格で原理を把握しました。

塩もみして、出てきた水分を捨てて、この朝鮮付けの素、もといジョニ漬けの素を振りかけてタッパーか何かに入れてシェイクします。

シェイク♪シェイク♪ブギーな胸騒ぎ~♪
超ベリベリ最高~♪ヒッピハッピシェイク~♪

すぐに食べてもおいしいですが、半日から一日くらい寝かせると一層おいしいです。

私はきゅうりでつくりましたが本家ジョニーはキャペツで作ったんですかね?

ジョニー、そのあたりどうなんでしょうか??

日本のみなさんも機会があれば是非是非お試しあれ~。

2011年3月3日木曜日

アカチへの旅2

アカチという街に行っていました。

ここでの大きな目的はワークショップのお手伝い&見学です。

アカチには同期のじゅんちゃんの他に1名男性隊員が配属されています。

この隊員、さわやかな外見&豊富な理科知識を持ち、クラシック音楽をこよなく愛し、自らもフルートを吹くという完璧な隊員です。

そのルックス、性格から一部女性隊員から「王子」と呼ばれています。

そんなわけで今回の私の記事の中では「プリンスI」とさせて頂きます。

プリンスIは私と同じ様な教員養成校に配属されており、教育実習を行っている3年生がいる学校で教員を対象に教材紹介を行うというワークショップを開催しました。

当日はアカチからタクシーで村落部の小学校に行き、先生20人くらいに教材紹介を行いました。

紹介した教材は3つ。

「気体の発生装置(酸素、水素)」
ゴム栓もサンダルから切り出して作ったり、水浴もペットボトルを切ったものに水を入れたりしてました。さらに亜鉛や塩酸といった入手困難な試料は使わず、アルミホイル、過酸化水素水(オキシドールとして傷の消毒なんかに使ったするので薬局で売っています)といった身近な試料を使って気体を発生しました。



「呼吸器のモデル」
横隔膜と肺の関係をペットボトルとビニール袋で作成した教材です。
横隔膜が上下して肺が膨張、収縮するという仕組みを説明するものでした。



「ペットボトルロケット」
いわずと知れたペットボトルロケットです。
作るときは若干面倒くさそうにしていたガーナ人もいざ飛ばす時にはテンションMAXになってました。




全ての教材が身近でガーナ人にも作れそうな教材となるように工夫されていました。

そして何よりこの学校の教員がこのワークショップに積極的でした。

質問も多く出て非常に有意義&大成功なワークショップだったと思います。

問題点を挙げるのであれば、現時点ではしょうがない問題なのですが、このワークショップを行っている間、その学校の生徒は「ほったらかし」なんですね。

「じゃあ、学校が終わってからやればいいじゃん」という事になりますが、そうすると教員は集まらないです。みんな帰りたいんですよね。

もっと教員の意識が高まってくれば変わってくるんでしょうね。

おそらく自習を命じられているであろうちびっ子達も外国人がおもちゃみたいなものを作っているとあっては興味津々。

先生達に授業を行っている間も、教室の周りや外でガヤガヤしっぱなしです。

何とか収める方法はないかと自分とじゅんちゃんでゆずの「夏色」を熱唱するという行動をとった際に

「えっ、なんでこの人たちいきなり歌いだしたの!?意味わかんない」

という戸惑いが見える中、少し静まりましたが焼け石に水、全盛期の小室哲也にル・クプルという具合で生徒は動き回っていました。

そしてガーナ人の先生がケーン(細い木の棒)をもって威嚇して、生徒は散っていくという定番のスタイルで収まります。

しかし、今回行ったワークショップの内容をガーナ人の先生達が自分の授業で使ってくれたり、何か意識を高めるきっかけになれば生徒にとっても今回のワークショップが有意義になると信じましょう。

プリンスI、本当にお疲れ様でした!!!

そして3日間、私の面倒を見てくれたじゅんちゃんありがとう!!!

2011年3月2日水曜日

アカチへの旅1

ガーナの首都アクラからバス(トロトロ)で東へ3時間、アカチという街へ行ってきました。



ガーナには10ヶの州があり、このアカチはボルタ州に属しています。

この州にはボルタ湖という世界一の人造湖があります。

この湖には水力発電所があり、このおかげでガーナの電力は近隣の国と比べると比較的安定しています(といっても停電は頻発しますが・・)。

ボルタ湖から繋がっている川


さらにこのボルタ州で主に使われている言語はエウェ語で、私の任地のチュイ語とは全く違います。

例えば「ありがとう」をチュイ語では「メダーシ(or メダモアシー)」、エウェ語では「アッペ」。
全く違うでしょ~。

ちなみにエウェ語とエヴァンゲリ○ンは全く関係ありません。念のため。

アカチには隊員が2名配属されています。

一人は私の同期でもある「じゅんちゃん」です。

アカチには3泊しましたがずっとこのじゅんちゃんの家に泊まってました。

アカチにいた時間のうち90%近くを彼と一緒に過ごし(てしまい)ました。

到着するや否や彼の最近のおすすめレシピ「トマトクリームパスタ」を作ってくれビールと一緒にかっ喰らい。



食後や朝のデザートとしてパイナップルやマンゴーを切ってくれたり、寝るときはベッドを私に貸してくれたりとそのホスピタリティーに感謝しっぱなしでした。

そして私の27歳の誕生日はこのアカチで迎えました。

日付変更線を超えてすぐに寝ぼけ眼の私に「誕生日おめでとう」、夕飯に二人で「みそらーめん」をつくり、誕生日が終わる直前に「これ、誕生日プレゼント」と他人から見たら相当に気色悪い光景を繰り広げて私の誕生日は終わりました。


いや~それにしてもじゅんちゃんが朝起きて自作の実験道具をリュックに詰めてバイクで村の小学校に行く姿はまさに協力隊員という感じでした。



いや、私たち付き合ってるわけじゃないですよ。