2010年10月21日木曜日

ポカリ

今更ながら説明するまでもないですが、ポカリスエット略してポカリ。


そうですね。


スラムダンクでの隠れた名シーンの一つ、


三井寿「ポカリ、もうないのか」

後輩A「えっ、は、はい、すぐ買ってきます」

・・・

(疲れきっているためポカリの缶を開けるのに手間取る)


三井寿「俺はなんて無駄な時間を過ごしてしまったんだ・・・(涙)」



でもお馴染みですね。

あやふやな記憶のため、間違っていてもご愛嬌

ご存知の方は多いかと思いますが、お腹を壊したときの水分補給として最適ですよね。


そんなわけで、自分も持ってきましたよ。


おそらく体育会系の部活をやっている中高生か、海外旅行者しか買わないのではないかと思われる、粉ポカリです。


いや~うまいですよ。

VIVA大塚製薬!!!

どうでもいいかもしれませんが自分はアクエリアスよりポカリ派です。



あのスポーツ飲料として無駄とも思えるくらいの甘さがたまらないですよね。


さて、ここガーナにもその代用品が売っています。

といっても模造品などではありませんよ。



ORS(Oral Rehydration Salts)というやつです。

医療関係者だったらご存知かと思いますが、略すと経口保水液でしたか?間違ってたらすいません。


緊急時には水に砂糖と塩をある程度の比率で入れて作ることも可能だそうです。


その比率忘れました。


全くタメにならないブログですいません。




まぁどんどん行きましょう。


そんな事より言いたいのは、この売っているORS、まずい。



いや~どんなもんかと思って買ってみたものの、まぁ~うまくない。





その時、売っていたのはオレンジ味と特に味付けのないものの2種類だったんですが、

この味のない方が特にツイキーです。



海水を飲んでる様な感覚です。



もし買う機会がある際は必ず味のあるもの(売っているほとんどはオレンジ味)を買ってください。


でもまぁダントツトップはポカリですよ。











~~~1週間前の記事で出したクイズの答え~~~

問題忘れた&知らない人は10月15日の記事を見てください。

いや~マニアックなクイズでしたね。



【何も見ずに一発で答えられたあなた】

ちょっとキモイです。




【なんだかんだちょっと調べて答えを自分で見つけたあなた】

すばらしいです。というか、そこまで食いついてくれてありがとうございます。




【エタノール、50mlという化学ちっくな単語を見ただけで拒否反応を示したあなた】

ここから下は見るとさらにテンションが下がると思うのでエロ動画でも見ていて下さい。





それでは答えです。


「エタノールに含まれる-OH基」と「水」でO-H間の水素結合が出来ることにより密度が「水のみ」または「エタノールのみ」より密度が高くなるから。




いや~わかんないですよね。



もうちょっとシンプルな例えをします。



エタノールがバスケットボール、水が野球のボールとします。

バスケットボールがたくさん入っているカゴに野球ボールを混ぜます。

すると野球のボールは小さいので、バスケットボール同士の隙間に入ります。

混ぜた後は隙間が埋まって見かけ上、あんまり量が増えた様に見えないですよね。



まぁ、そんな感じです。



野球ボールは硬式、軟式どっちですか?というどうでもいい質問をするひねくれた人は、
罰としてガーナの私の家へ日本食を届けて下さい。


あっ、作りに来てくれてもいいですよ。

2010年10月19日火曜日

料理紹介2(焼きそば)

さてさて、誰が待っているのかわかりませんが待望の料理シリーズですよ。

今回は「焼きそば」です。

こちらに来て思いました。




「麺」が恋しい。


やはり日本人の必須食料に麺は入ってきますよね。

では作ってみましょうとなりました。



タイトル「焼きそばinガーナ 刻みネギを添えて」

なんとなくフランス料理っぽいタイトルでゴージャス感をアピールです。

・インスタント麺 2袋 1セディ(約70円、50ペセワ×2袋)
・にんじん 1本 25ペセワ(約17円)
・ピーマン 1ヶ 20ペセワ(約14円)
・キャベツ 数枚 (でかいものだと1ヶ1セディ、約70円)
・ニンニク 2,3片 (一塊で50ペセワ、約35円)
・ネギ 1本 10ペセワ(7円)
・塩、こしょう
・ほんだし



インスタント麺



まず、にんじんを輪切り、ピーマンを?切り(名前わからず、まぁ適当に)、キャベツをザク切り、ニンニクを適当にスライス。

そして単純にフライパンで炒めます。


次に麺を茹でて、ちょい固めくらいでザルにあけます。

ザルにあけたときにインスタント麺についている調味料(よくわからない粉とオイル)をかけて混ぜます。
そしてその麺をフライパンへ投入して野菜と一緒に炒めます。


最後に塩、コショウ、ほんだしで味をつけて刻んだネギを載せてフィニッシュ!!!



これが絶品です。

味は塩焼きそば風です。

やはりほんだしの実力はハンパじゃありません。



ガーナに来て初めて大成功と言える料理がこれでした。


点数:120点

日本にいる人からすればいまいちおもしろくない料理だと思います。

いいんです。
この何の変哲のない料理を作れるようになった自分にしみじみ&ガーナ食以外を食べれる喜びを噛み締めている今日この頃です。



ひたすら炊飯器で自炊をしているガーナ隊同期のじゅんちゃんよ、そろそろ炊飯器を卒業する時のメニューとしてどうでしょうか?

ほんだしなければしょうゆ等で味付けしてもイケルんじゃないかと。






あっ、ピーマン入ってない写真しかなかった・・・


2010年10月16日土曜日

メール復活

やっとこさ使えなかったホットメールが復活しました。

そうです。

「あなたのメールアドレスから不正に大量のメールが送信された形跡があります。」
となってメールが使えなくなっていました。
別にそんな事してないんですけどね。

こんな事になると本当に面倒なんですね。

日本にいる家族の手を借りてやっとこさ復活しました。

ありがたや、わが母よ。

そんなわけでメールを送ってくれた方々、すいませんでした。
メールがめちゃくちゃ遅いのでブログに載せて勝手に返事にさせてもらいます。


結婚or出産のメールをくれた方々。
いや~めでたい!!!
私には全く未知の領域ですのですごいとしか言いようがないですが、これから人生の墓場ではなくもっとHAPPYな人生をパートナー(&ベイビー)と楽しんで下さい。



ブログに自分の事が載っていなくてスネていた会社の同期のメガネをかけた人。
あなたの子供があなたの様にならないように奥さんの言うことを従順に聞いて子育てに励んで下さい。
はいはい、ちゃんとブログに載せましたよ。これで満足しましたか。


教員採用試験に受かった塾講師(バイト)時代の同僚。
本当におめでとうございます!!!
祝賀会orプチ同窓会(幹事さんもお疲れ様でした)に参加できず残念です。
私は何故かアフリカでなんちゃって教師をしています。


そんなわけでまた気が向いた時にでもメールください。
写真も是非是非送って下さい(でもネットが遅いのでサイズを軽くしてから送ってくれると助かります)。








2010年10月15日金曜日

パームワイン3

前回のパームワイン採取から約1週間後、今度は蒸留の現場を見てきました。


いや~驚きました。

かなり原始的です。





写真でわかりますかね?

ドラム缶の中に発酵させたパームワインを入れて熱します。

ドラム缶から出ている管がなんと小さなため池の中に入り、最終的にポリタンクに繋がっています。




ピンポンパンポーン。


私の友人の中には頭プーちゃんが何人かいるので、ここで蒸留とは何かを説明します。


飲む用のアルコールの主成分をエタノールと言います。


このエタノールは沸騰する温度(沸点)が約80℃と水の100℃より低くなっています。


そのため、エタノールと水が混ざった液体を熱すると先にエタノールが沸騰して気体になります。

その気体を冷やすと純度の高い液体のアルコールが得られるというわけです。


もちろん、水が沸騰するまで行えば水も混ざってしまいますが、
その前で止めれば水や水よりも沸点の高い物質も混ざらない非常に純度の高いアルコールが得られます。


この様に沸騰する温度の差を利用して分離した後、液体に戻す事を蒸留と言います。


こうして作られるお酒を蒸留酒と言います。


ジンやウォッカなんかも蒸留酒です。



ここで見たのもその原理です。





まず、ドラム缶の中で熱せられたアルコールが管の中を伝っていき池の中で冷やされます。


その冷やされたアルコールが液体となってポリタンクの中に入っていくというわけです。


もちろん、管はドラム缶からポリタンクまで繋がっていて、池の中で漏れるわけじゃないですよ。






特に濃度の高いものは病院の麻酔用として使うと言っています。



これは授業の話のタネに使えるなと思っていると、「ちょっと飲んでみるか」とうれしい誘いが。


いや~キツイ。


これもほんとかウソかわかりませんが65~70%くらいの濃度だと言っています。


でも確かにそれくらいあってもおかしくないレベルです。


その後、街でこのアルコールを売るという人たちが来て、
ガチンコの値段交渉の末にポリタンクいっぱいの蒸留済みアルコールを手にしていきました。


しかもバイヤーさん達、ジャングルの中をチャリンコでくるという暴挙で帰る時にめちゃめちゃ苦労してました。


ちらっと聞いたところでは蒸留後のパームワインはポリタンク1杯(約20リットルくらい?)で50セディ(3500円)という事でかなり高額な様です。


ちなみにこの50セディというのは普通かちょっと貧しい人の月収くらいです。


いやいや、色々と勉強になりますな。







じゃあ、勉強ついでに理科が得意な方へひとつクイズです。


エタノール50mlと水50mlを足しても100mlにならず約97mlになります。


それは何故でしょう?

気になりますね~ちなみにインターネット等を使ったあなた、負けですよ。
フフフ~。


ちなみに高校時代、化学があんまり好きじゃなかったあなた、忘れて下さい。

答えを聞いても「よくわからん」となるだけです。


答えは1週間後のブログに載せますよ。


さぁ、気になったあなたはもうこのブログを見るしかない!!!


かなり経ってからこの記事を見て先に答えを知っていたあなた、ちょっとは空気を読んでください。

2010年10月14日木曜日

パームワイン2

パームワインを作る現場を訪れようとしています。


パームワイン、英和辞典(リーダース&ジーニアス)にも載っていました。


訳は「ヤシ酒」。


なんか噛みそうですよね。



ちょっと10回言ってみてください。








ほんとに10回言った(心の中でも含む)あなた、一人でそんなことやってて恥ずかしくないんですか。


ニヤリ。



まぁそんなこんなでジャングルの中を迷いながら歩くこと約20~30分。


パームワインの採取を見ることができました。



ヤシの木を倒して、幹に穴を開けます。

その樹液を適当な容器に溜めていきます。

樹液ですからアリやらハエやら色んな虫がいっぱいです。

木の皮をいろいろ被せてはいるものの大して効果はなく色んな虫がわんさかです。


そんな木が何本もあり、ひたすら採取しています。

まぁ採取といっても基本、放っておいてるだけなので木を倒した後は意外と楽そうです。




その後、ある程度溜まったら、大きい容器やドラム缶などに貯めておきます。

1週間程度、自然発酵させてさらに蒸留させるとの事。


採取したてのものと、5日程前に採取した発酵がすすんだものを飲ませてくれました。




採取したてのものは本当に甘いです。


発酵がすすんだものはちょっとすっぱいかな?というくらいで、例えるなら少しアルコールが入った乳酸菌飲料みたいな感じです。


どちらも非常にうまいです。


このまま飲んだりもしますし、蒸留させて飲む事もある様です。

この日は、採取がスタートしたばかりだったので蒸留は見ることはできませんでしたが後日、見ることができました。


蒸留という意味がわからない方も次回チェケラベイベーです。

2010年10月13日水曜日

パームワイン1

パームワイン、その名の通りヤシの木から作るお酒です。


「お前、パームワイン作ってるところ見たことあるか?」


と以前にホームステイをしていた時のホストファザーに聞かれました。

当たり前ですが日本でそんなのは見たことないどころかヤシの木を見る機会すらそうそうありません。


そもそもパームワインってなんだ?という話です。


「ないよ~、見れるの?」


と聞くと

「ついて来い」

と一言。


そこそこのお酒好きの自分としてはこれは見逃せないチャンスですのでついて行く事にしました。


私が住んでいるのは職場でもある学校の敷地内です。

そのホストファミリーも同じ学校の先生で、敷地内に家があります。

私の学校では生徒は全寮制、先生もほとんどの人が敷地内にある建物に住んでいます。

というわけで学校はめちゃめちゃ広いです。


最初着た時は「えっ、ここ一つの街じゃん」と思うくらいでした。


そしてそのパームワインを作っているところも学校の中のヤシの木を倒して作っているとの事。


一度、ホストファミリー宅により


「これを履け」


と差し出されたのは古い黒長靴、もといクラシックスタイルブラックレインブーツ(CBR)です。





ホストファザー(勇者)、犬(戦士)、私(魔法の使えない魔法使い)というパーティーを組み出発します。

学校内のヤシの木を見に行くくらいでなにを大げさな。


と思っていましたが、私の考えは完全に甘かったです。


そこはとてつもなく広いジャングルでした。


しかもCBRを履かせてくれたのはヘビに噛まれない様にと言ってくれています。


私がそのCBRを履いているせいで勇者はサンダルです。


うぅ~ごめんよ。




しばらく進んだところで勇者が一言、



「すまん、迷った」


えぇ~!!!


ほぼ道なき道を来ているため、自分ひとりで帰ることは不可能です。

すると勇者が奇声を発しました。


やばいな、メダパニか何かくらって狂ってしまったかと思っていると、
どうやら待ち合わせの友人(パームワインを採取している人)がどこにいるか確認しているとの事。


するとめちゃめちゃ遠くの方から返事がしました(姿見えず)。
「あぁ、こっちだ」


とおもむろに歩き出しました。

勇者、とてつもない能力を持っています。



ん~長くなったので続きはまた今度。

2010年10月12日火曜日

やっぱダシだし!!

えぇ~正直に言います。

日本食、恋しいです。

料理レベルは小学生並みの自分ですが、一応自炊しています。


ガーナ食もいいけどやっぱり日本人である以上、味噌汁等が恋しくなりますね。

味噌汁はインスタントのものでも、自分が日本人であるという自覚と日本の食品会社の技術力をこれでもかと実感します。


マイマミーよ、色々と送ってくれてありがとう。


こっちで飲むスープと日本のスープ何が違うのだろうといっちょまえに考えてみました。


そして自分の中の結論は


「だし」


そうです、昆布、かつおぶし、にぼし色々ありますがこの「だし」をとるという考え方素晴らしいです。


ガーナにもいちおうチキンコンソメの様なものは売っています。

しかし日本の「ほんだし」等には到底勝てません(あくまで個人的な意見です)。


イングランドプレミアリーグと荒川沿いのサッカー大会くらい差があります。



日本にいるときはたまに味噌汁を作るといってもだし入り味噌を使ったりしていたのでこの大切さに気づけませんでした。


ちなみにガーナでは和風のだしの素は絶対に手に入りません。


失って初めてわかる大切さ
(with良い事言ってやったぜ顔)


この「だしの素」スープ以外にも何の料理にかけてもうまい!!!

私、何の地位も名誉もありませんので味の素㈱に毎日礼拝を捧げる覚悟で日々過ごしています。



そしてさらにこの前、帰国する先輩隊員からもらった「松茸のお吸い物の素」、ハンパじゃありません。

日本にいる時、CMでパスタにかけてるのを見たとき、

「何が悲しくてパスタにふりかけみたいにスープの素をかけてんだ」

とちょっと小バカにしていました。




全力で謝ります。

永谷園さん、本当にすいませんでした。


本当に味の素さん、永谷園さんがいらっしゃらなかったら途上国の日本人の半分くらいは発狂しているんじゃないかと思います。


そんなわけでもし途上国の日本人を訪ねる機会があったらだしの素を持っていったら間違いなく喜ばれると思いますよ。

(※これを見た知り合いが万が一ガーナに来るときに持ってきてというさりげないアピール)

2010年10月8日金曜日

初授業

ガーナに来て初めて授業やりました。

私が受け持ったのは1年生(日本の大学や専門学校の1年生)の化学と生物の実験を主とした授業です。

全て実験室で行います。

初授業も「カオス(混沌)」でした。

最初の授業だったので簡単な自己紹介と生徒の学習経験の把握をしたいと思っていました。


まず想定外の事態、生徒が90人くらい来ました。
いやいやいや、部屋にそんな入らんよ!!と心の中で突っ込んでみましたが何とかするしかありません。

他の部屋からイスを持ってきて何とか部屋に入れたものの数人は立ち見です。

そして私のいる学校は教員養成校という高卒以上の人が来るところで、自分(26才)より年上の人もわんさかいます。


さらにこの初授業は停電の中、行いました。

昼間だったんですが曇っているため部屋の中は若干暗く、後ろの人はホワイトボード(→なんと黒板ではありません)見えなかったと思います。


ちなみにその翌日に同じクラスで授業があったのですが来たのは半分くらい。
理由は月に一度の自由に外出できる日だから。
もう、どうにでもしてくれという気になってきます。


この状況になれる日がくるのだろうか・・・

実際の生徒数は86人で2クラス合同の授業となっています。
さすがにこの人数で実験を行う事は非常に厳しいのでクラスを分けることを考えています。
しかし分けるにしても授業枠が足りず、どうしようかと考えています。

夜7時からやるにしても生徒の負担も大きいし、さらに停電したときには文字通り目も当てられない状況です(→うまい俺!!)。

しかも「授業でこんな事やりなさいよ~と書かれた書類」では実際に実験を行うのが難しい内容が多いです。

こんなときに自分の教師経験のなさ、語学力の不足、引き出しの少なさを実感しますね。

まぁそんなこんなでポッキーの様な私の心はポキポキ(ポッキーだけにね♪)に折れている毎日です。


あんまりネガティブな事ばかり書いてもなんなので今まで2回授業をやって良かった事が一つだけ。

最初の授業の時にしっかり狙って爆笑を取りました。

私の名字は「モリタ」ですが、その名前をガーナ人に言うと「お前の名前はスイートだな」と言われます。

理由はガーナ人がよく飲む「モルタ(Malta)」と名前が似ているからだそうです。
ちなみにこの味は「黒糖ジュースの炭酸入り」という感じです。
そんなにまずくはありませんよ。


で、自己紹介の時に「俺の名前を忘れたらこのモルタを思い出せ!!」とあるかわからないCM風に実際にモルタを手にしながら言ってやりました。

すると、生徒一同の爆笑と拍手喝采を浴びることができました。

ちなみにこのネタ2ヶ月前から温めてました。

これが唯一の良かった点ですかね。

やばいぞ、これからのブログ、ネガティブな事を書いてしまいそうな気がしてきたぞ・・・
頑張れ、俺!!!



噂のモルタ


外が豪雨で生徒が残っていたので写真を撮りました
 

2010年10月7日木曜日

学校スタート

学校が始まりました。

えぇ~一言で今の状況を申しますと「カオス(混沌)」です。


自分の担当する科目が決まったのは授業開始の3日前。

時間割が決まったのが授業開始の2日前。

いや~無茶振りもいいとこですね。

しかも時間割決まって、校長先生などからトップダウンされてからがさらにカオス。


なんと授業のコマが足りない。

色々な先生がブチ切れていました。


全寮制のため通常は以下のスケジュールとなっています。

6:00 朝のお祈り
7:30 1時間目
8:30 2時間目
9:30 朝食
10:15 3時間目
11:15 4時間目
12:15 休憩
12:30 5時間目
13:30 6時間目
14:30 昼食
15:15 クラブ活動/セミナー/掃除などが日替わり
17:30 夕食
18:00 お祈り

ちなみにお祈りがあるのはキリスト教系の学校だからだと思います。

その他、このスケジュールを見ただけでつっこみ所は多々ありますが、話がややこしくなるので各自でつっこんでおいて下さい。

授業のコマが足りないため私の授業はクラブ活動等が無い月曜日と火曜日の15:15~17:15までの2時間で行う事となりました。
授業自体は週2回ですが実験が中心のため準備等で忙しくなりそうです。

自分のCP(カウンターパート:一緒に仕事をする同僚)は前年度は19:00~21:00に授業やっていたと言っています。
つまり生徒は朝6時から夜9時まで授業がある事になります。

ちなみに日本の大学等と違って生徒は全ての時間に授業が入っています。
もう無茶苦茶ですよね。


組織はトップがしっかりしていないと本当にカオスです。
心の底から実感しました。


そう思うと会社にいる時はちゃんとしていたなぁ~と日本と比べてしまうのは悪い癖でしょうね。
まぁ~なるようになると割り切っていきますよ♪


学校のグラウンド



講堂


2010年10月6日水曜日

料理紹介1(牛丼)

当初、今住んでいる部屋に来たときにはキッチンがありませんでした。

そもそもそんなスペースもなかったので本当に一から作ってくれました。
キッチンが完成して以来、完全に自炊となり色々と料理に挑戦しています。

基本スキルが低いので完全に手探り状態ですが、
人間、「なせば成る、なさねば成らぬ何事も」です。


そんなわけで、誰が望んだか知りませんが不定期でトライした料理をご紹介します。

記念すべき第一回は・・・



牛丼です。


先日、同期隊員のブログでガーナで牛丼を食うという殺意にも似た嫉妬の感情が芽生え、これだと思いました。

しかしいざ実行に移そうとなるとちょいと面倒です。

たまねぎ:問題なし

ご飯:問題なし

牛肉:!!!

これです。この牛肉が問題です。

牛肉も普通に買えるんですが牛の原型が残った塊から「どこの部分を何g」という感じで指定して買います。
料理に関しては最近の花嫁以上に真っ白の私ですので、肉の部位など全くわかりません。

これはまだレベルが高すぎると思った私はドラクエでいったらスライムレベルの敵を探します。
これだ!!と思ったのが「コンビーフ」。
小学生のときその横文字の名前に惹かれて親に食べてみたいというお願いをした事がよみがえります。

挑戦です。

たまねぎとコンビーフを炒めてご飯に盛ります。



完成したのがこちら。
どんぶり的な物もちょっと大きな町で見つけました。




持っていた七味唐辛子と街で奇跡的に見つけたマヨネーズを使ってさらに気分を盛り立てます。
そして仕上げにインスタントの味噌汁。

肉がミンチ状になっているのを除けば画的には完璧です。

いざ、実食!!!




ん~60点。

まぁうまい程度です。

わかります、これはたしかに牛丼のゴールへと続く道の途中にあります。
例えるなら、100m先にある完璧な牛丼を見ながら食べている感じです。


PDCAサイクルで言ったらCheckをしてみましょう。

・そもそもコンビーフを使ったのが間違いだったのか?

・コンビーフにはすでに味付けがされているという中途半端な知識を持っていたためにちょっとの塩コショウしかしなかったのがダメだったのか?

・やはり最低限しょうゆは使うべきか?

・牛丼という響きに自分の中のハードルが上がっていなかったか?


ん~、次はちゃんとした牛肉を使い、しょうゆなどの味付けを考えてリベンジします。
アドバイスもお待ちしています。

2010年10月5日火曜日

ガーナ服

ガーナにきて服を作ってもらいました。
今まで既製の服を買ったことはあったのですが初めて布から作ってもらいました。

そうです。
人生初のオーダーメイドです。

意外と簡単に作れます。

まず、道端等で売ってる布を買います。
布は全てヤード単位でカットして売ってくれます。
普通の安いものであれば大体1ヤード(約91cm)2セディ(約200円)くらいからあります。
ちなみにガーナにはケンテという完全手織りの伝統的な布がありますがそれだとこの100倍以上の価格です。
普通の半袖のシャツを1枚作るには2ヤード必要だそうです。




次に買った布を仕立て屋さんに持っていきます。

何といってもオーダーメイドですから採寸があります。
ふふふ、俺もセレブの仲間入りだと優越感に浸っている間もなくちゃちゃっと終わってしまいます。
あとは「ゆったりした感じ」がいいか「ジャストフィット」がいいかという長嶋監督もビックリの曖昧さでサイズが決まりました。

シャツ1枚が5セディ(330円くらい)、ズボン1枚が4セディ(260円くらい)で作ってくれます。
今回はシャツとズボンを1枚ずつオーダーしました。

特に急いでいるわけではないというと4日後までには仕上げておいてくれるとの事です。
早い!!!
急げば2日で仕上げると言っていました。





そして後日、無事に出来上がったのがこちら。




(以下、Master CardのCM風)

・ガーナシャツ
 10セディ(約660円)

・ガーナズボン
 9セディ(約600円)

・雑誌のモデルになった気分
 プライスレス



出来上がった服の写真を撮るために着替えて一人で写真を撮っている時に、
「俺、一体なにやってるんだ・・・」
とちょっと涙が出そうになりました。

2010年10月4日月曜日

お金かね?

ガーナのお金にはセディとペセワという単位が使われています。
100ペセワ(pesewa)=1セディ(cedi)
1セディ=約66円です。細かいので約70円くらいとしときましょうか。
2007年にいわゆるデノミと言われる通貨の切り下げがあったりして街中では古い呼び方が一般的だったりします。
(新1セディ=旧10,000セディ)
そして他の国と同じようにコインと紙幣があります。
コインは1,5,10,20,50ペセワと1セディ。



紙幣は1,2,5,10,20,50セディがあります。
ボロボロで破れてたり、テープで破れてるところ補修したり、ホチキスの針がついてる事もあります。


貴重な50セディ札を手に入れた喜びのあまり2セディ札を撮るの忘れました


ガーナに来てお金に関して2つの謎が出てきました。

謎1:1セディはコインと紙幣の2種類ある

なぜか1セディは2種類用意されています。
ガーナ人に聞いたところ「コインがあると便利だから」という回答です。
・・・じゃあ紙幣無駄じゃない?となりましたが議論は平行線のままでした。



謎2:1ペセワコインは使えない

通常、4ペセワ以下の品物はありません。
しかし首都のアクラ等では消費税みたいなものなどがきちんとカウントされて1ペセワ単位で細かく値段が設定されている事もあります。

そういう時にこの1ペセワコインをもらいます。
しかしこの1ペセワコインは街中で普通には使えません。
たとえば5ペセワの水(ピュアウォーター)を5ペセワコイン1枚で買う事はできますが、1ペセワ×5枚で買う事はできません。
できないというよりはたとえ受け取ってくれたとしてもかなり嫌がられます。

これも理由をガーナ人に聞いてみました。
回答は「1ペセワコインで買えるものがないから」
ん~いまいちよくわかりませんでしたがこれ以上の答えを引き出すことができませんでした。

日本でも10円玉は自販機で使えるけど1円玉10枚は使えないという感じだと無理やり納得するしかないようです。

ちなみに銀行に行くと1ペセワコインを両替してくれるそうです。

2010年10月1日金曜日

緑茶

我が家にはやたらとちびっ子が来る様になりました。
若干めんどくさい時もありますがかわいいもんですね。



朝「お~い遊ぼうよ」とドアを叩きにきます。
多いときには10人くらいきて完全に遊び場となりつつあります。
これが最近毎日です。

めんどくさい時は「スープがなくなったので閉店です」というこだわりのラーメン屋のごとく断ります。

そして気づきました。
この国の女の子は良く働きます。
9歳くらいでも家事は慣れたもんだとばかりに家で手伝っていますし、
我が家に来て遊んでいても何も言わずに食器類を整理したり、床を掃除してくれます。

それに引き換え、ちびっこ男共、やりたい放題です。
全裸になり踊る、木に登る、何でも「これは何」と聞く(答えるときにはもう興味がない)。
完全に猿です。かわいいですけどね。
まぁ大器晩成型だと信じましょう。

なんだかんだ料理を手伝ってもらう事もあるのでこの前、緑茶をごちそうしてみました。
すると予想通り苦い顔で「砂糖は入れないのか?」などと言っています。
ふふふ、してやったり。



おひさ~

どもども。
ブログのアップが滞ってしまってすいません。
なんとかかんとか生きてますよ。

2,3週間ネットが繋がらなかたため、ブログも日付を指定してなるべく毎日更新している様にしていたのですがさすがに止まってしまいましたね。
メールも全く見れてないので送ってくれてた方はすいません。
っていうかメールのアカウントが何故か一時的に?使えなくなってしまいました。
「あなたのアカウントから不正に大量のメールが送信された」みたいな事になっています。
いやいやいや、俺そんな事せんよ、とマイクロソフトに一人つっこみを入れつつ戸惑ってます。
ただ覚えがあるとすればガーナにきて「俺生きてるよ~ブログ始めたよ」っていうメールを色んな人に一括大量送信したのが非常にくさいですね。
なんとか回復できるように頑張ります。

あと、こっちに来て初めて大きく体調を崩しました。
熱も出て38.2℃でした。
38.5℃以上の熱が続くようだったらまずマラリアを疑わなくていけないと関係者から言われていたのでちょっとヒヤヒヤでした。
まぁその後、無事に回復して何事もないので一安心です。

今まで、旅行の話やよくわからない虫との闘いの話ばかりでしたが、忘れてはいけません。
私は理数科教師としてこのガーナに来ています。

「こいつ、ずいぶん余裕ぶっこいてんな」
とお思いの方も多かったかと思います。

そうです、ヒマだったんです。
何を隠そう、自分の職場に赴任したのが7月末、学校はその間、夏休みです。
そして学校が始まるのは9月27日。
ちょこちょこミーティングや、現役の先生向け授業(資格のランクアップみたいなもの)を聞いたりもしてました。
しかし基本的にちびっ子と戯れたりしてるだけのまるまる2ヶ月ニート生活です。
このブログもその時間をどうにかしようと始めました。

ほんとすいません。
これから一生懸命、働きます。

そんなわけで、これからは仕事や授業の事も書いていければと思います。
でも、しばらくは書き溜めてた記事を小出しにしていくので、まぁそのうちに・・・
気長に見てやってください。