2010年11月30日火曜日

料理紹介3

さてさて、久しぶりの料理紹介です。

今回、ご紹介するのは




「カレーうどん」



おそらくガーナで買える食材で作る料理において最高級と言えるのではないでしょうか。

というのも「カレー粉」も「うどん」も首都でしか手に入りません。

カレーはバーモン○カレーらしきもの(!?)

うどんは・・・まぁ麺です。

というものが何とか手に入ります。






このカレーを普通にカレーライスとして食べて、ルーの残りが微妙になった時に私は閃きました。

ファイナルファンタジーで言ったら新技を覚えた瞬間です。

それが「カレーうどん」





私は知っていました。

カレーうどんには「だし」が必要な事を!!!


会社の社員食堂で「お蕎麦屋さんのカレーうどん&カレー丼」が出た時に、同僚と蕎麦屋のカレーって何が違うんだ?という話になりました。

その時、上司から颯爽と「だしが入っているかいないか」という神々しいお言葉を頂きました。

ありがとうH田さん。

思わぬところで思わぬ知識が役に立っています。


そんなわけで「ほんだし」を持っていた私は無事にカレーうどんを作ることができました。





その味たるや絶品です!!!

200点!!!

最初食べた瞬間に

「エンダ~~~~イヤ~~~」(by映画ボディーガードより)

です。


これを超える料理は中々生み出せるものではありません。

日本にいるときにはカレーうどんはあまり食べなかった自分ですが、感極まってあわや○○するところでした(ご想像にお任せします)。

2010年11月29日月曜日

AYM1

えぇ~突然ですが新しいコーナーを始めたいと思います。

その名も「AYM」

何の略か気になりますよね~。

知りたいですか?


う~ん、どうしようかな~。






あっ、すいません調子に乗りました。聞いてください。



ズバリ

「あってよかったもの(Atte Yokatta Mono)」


そうです。

ガーナで生活する上で非常に役立っている身近なモノを紹介していきます。

もしこれから協力隊に参加する方や途上国に旅行など行く際は是非是非活用して下さい。






記念すべき第一弾は・・・



「包丁」








当たり前ですがガーナにも包丁というかナイフは売っています。

しかし、このナイフは優柔不断な女子の「ランチ何にしようか?」トークもビックリの切れ味の悪さです。


そのような情報を事前に聞いていた私は日本から包丁(さらには小さい研ぎ器まで)持ってきました。


これは本当に正解でした。


やはり包丁は勝間和代、久米博くらい切れ味の鋭さを持っている必要がありますね。

2010年11月28日日曜日

プチ日本食パーティー

ちょっと前ですが、ガーナの祝日があり学校が休みになりました。


どうせなので同じ任地の隊員と一緒に日本食パーティーをする事になりました。

同じ任地の隊員は歯でビール瓶を開けるというアグレッシブさで一部マニアの間で話題騒然(なのかどうかわかりませんが)の「はるちゃん」です。


本人曰く、「やってみたら意外といけた」との事




メインデッシュは日本から送ってもらった

「そば」!!
「ソバ」!!!
「蕎麦」!!!!


いやいや、すばらしい響きですね

そしてサイドメニューとして「かき揚」も作ることとなりました。

かき揚って小麦粉と水で作れるのね、初めて知りました。


私は猿でもできそうなそばを茹でる係、はるちゃんはかき揚のメイン担当として明らかな業務分担不平等条約が成立しました。



完成品がこちら。






どうです!!この写真、生唾ものですよね





ネギ、しょうが、わさび、七味という黄金のカルテットを組み、最強の布陣です。

ちなみに麺もめんつゆも日本品と言う豪華極まるフルコースです。



うまい、うますぎる。十万石饅頭!!!(←埼玉ローカルネタ)

本当にうまかったですわ。

左手にお椀、右手に箸、そして立ち食いというザ・日本人スタイルで見事に完食致しました。






その後、グダグダと話している内に夜になったので夕食も作ろうという事になりました。



夕食は




「餃子」!!!






「ごめんね、テンさん・・・」

「チャオズ~!!!」





えっ!?ドラゴンボールネタですが何か?



餃子の皮から作ります。




小麦粉をひたすらこねてこねてこねてこねて・・・



「こねっと」って昔いましたよね。
you are the one、i-podに入ってます




あっ、特に意味は無いです。



そして延ばす係に任命された私は皮を延ばしていきます。





ちなみに具はコンビーフ、キャベツ、ネギ、にんにくだったと思います(担当外のためお答え致しかねます)。

完成品がこちら






点数は75点。


お医者さんの診断風にいうと「改善の余地あり」

どうも皮が厚くてモサモサしているいう共通意見が出ました。

しかし今回も具を包む時に破けてしまうという事もあったので、非常に難しい問題です。

今更ながら日本で市販されていた餃子の皮を作っている会社の企業努力に感服です。

しかしコンビーフを使った具は以外にイケてました。




そうです。
PDCAのCHECKで改善点を検討してみましょう!!


・皮をもっと薄く延ばす

・酢(首都で購入可)とラー油(←日本から輸入か?)を加えて味付けでなんとかする(今回はしょうゆのみ)

・小麦粉を変える(強力粉?薄力粉?など、っていうかそもそも今回使ったのなんだったんだ?)

・気持ちを変える(ソバを食べた感動をそのまま引きずってハードルを上げていた可能性有の為)



なんにせよ日本人たるものやはり日本食ですなぁ~。

大満足の一日でした。

2010年11月27日土曜日

タマレ授業交流会

先日、理数科分科会という理数科を教えるガーナ隊員が中心となった集まりでタマレというガーナ北部の都市へ行ってきました。
目的は小学校、中学校、教員養成校を各1日ずつ周り、授業を行ったり身の回りの物を使った教材を紹介するというものです。

私の任地からはバスを乗り継いで約8時間の行程です。
いろいろありましたが大まかに写真と共に紹介します。

1日目:小学校





4名が授業を行いました。
現職小学校教員の実力はさすがでした!!!
生徒を楽しませながら手の平で転がすように完璧にコントロールしていました。







また、初めてパソコンが無い中でのICT(情報)の授業を見学しました。
様々な工夫で生徒を取り込んでいました。
ちなみにこの方、協力隊の前は建設会社の女性現場監督という経歴を経て今はガーナでICT(情報)を教えています。







2日目:中学校
4名が授業を行いました。

元高校教師のシニアの方の授業を始めて見学し、その底知れぬ引き出しの深さに感服です。
シニア(=シニア海外ボランティア=SV)とは40歳以上のJICAボランティアです。
青年海外協力隊(JOCV,20歳~39歳)と区別するためそう呼ばれます。





3日目:教員養成校

将来、教員になる生徒に対して有用な教材を紹介するというものでした。

私も「ストローを使った多面体」の教材紹介を行いました。

鉄板ネタとして君臨していた「モルタ、モリタ」が決定打とならなかった中でなんとか授業をこなしました。

30分×5回の授業で、終わった後はグッタリでした。




他の人の授業をたくさん見ることができたので非常に有意義なイベントでした。

主催をしてくれた隊員はその多忙さに日に日に弱っていき、今回のイベントで寿命が10年は縮んでしまったと思います。

本当にお疲れ様でした。



えぇ~グッタリした中この記事を書いているせいか、おそろしく淡々と普通の事を書いてしまいました。


まぁこんな時もあっていいよね。

2010年11月22日月曜日

染色液

誰が望んだかわかりませんが、なんとなく続いてしまった顕微鏡シリーズ。

理科嫌いの人の意向を踏まえて


今回が最後!!!


になるかどうかわかりませんが一区切りです。




次の授業でやろうと思っていたのがたまねぎの表皮を使って細胞を観察するというものです。


おそらく中学、高校くらいでやった方も多いのではないでしょうか。




また、顕微鏡で細胞などを観察する時にそのままでは透明で見づらいので染色液というものを使います。

この染色液にはよく酢酸カーミンというものが使われます。

これを使うと細胞核がピンポイントで赤く染色されて観察しやすくなります。






しかし!!!



捜査の甲斐なく、この薬品は私の学校にはありませんでした。


そこで、代用できるものを作ることとしました。






作っていると自分のカウンターパート(現地の同僚)も興味深く見てきて、さらにいろいろアイデアを出してきました。



「熱を加えて完全に溶かした方がいいんじゃないか?」
と言ってきて、

でもガス通ってないからガスバーナー使えないよ(無駄にガスバーナーの器具だけある)と言うと


「待ってろ!!」

と言って持ってきたのは・・・



ロウソク!!!



確かに代用にはなる・・・のか?







ものは試しでやってみると意外といける!!!



その他にも「しばらく浸して時間をおけばもっと良くなるんじゃないか?」



など、かなり建設的な意見が!!






おぉ~なんか協力隊の活動っぽい!!!

と、このブログの記事を書いていて思いました。




いろいろと試した結果、実験室にあったものでまぁまぁよさそうなものは
「エタノール+エオシン」
でした。



そんなこんなで染色前後の写真がこちら↓


染色前




染色後





この記事を書いている時には既に一度授業でやりましたが、その様子は・・・すいません写真撮れてないです。


そして停電+外は曇りであったためいまいちの授業となりました。

2010年11月21日日曜日

顕微鏡+夜=?

そんなこんなで夜の7時から9時という時間に授業を行う事となりました。


そもそも普通の顕微鏡は外の光を鏡を使って集めて観察します。

当たり前ですが外が真っ暗では何も見えません。

ライトつきの顕微鏡もあるのですが数が非常に少なくクラス全員で使うには不向きです。



昼間に部屋のライトで試したところ暗くて観察は難しそうです。



そこでロウソクの光で試して見ました。


以下、おそらく世界的にも激レア(もしくは世界初)なロウソクの光を使った顕微鏡写真です。

ちなみに、写真は持っていた普通のデジカメで撮りました。






あっ、葉っぱですよ。


これも暗すぎるかつロウソクのユラユラが観察にはちょい不便。

しかし古文的表現をすれば「いとをかし」





実際の授業では生徒に

「ライト持ってる人、挙手!!!」

としてライトを使ってやりました。


というのも生徒の一部は携帯電話を持っていて、何故かこちらの携帯電話にはライト付きが多かったりします。


アナログとデジタルの融合です。




幸い、停電もなく無事に授業を終えました。




この顕微鏡を使った授業では生徒の科学的好奇心をくすぐるための課題を一つ与えました。

「身の回りにあるもの、何でもいいから顕微鏡で観察してそれをスケッチ、気づいたことを書く」

いや~若干怖かったですがどうなるのか見ていたら非常に興味深いですね。

・葉っぱを採ってくる生徒

・髪の毛を観察する生徒

・ストローのかけらを観察する生徒

・ミツバチを採ってきて観察する生徒

・バッタを採ってきて観察する生徒

・3歳児並に蝶々(たぶん蛾)を追い掛け回す生徒





一方で、こちらも興味深かったのですが、

「教科書に載っているような完璧なスケッチをする生徒」がかなりいました。

しかも「これがおしべ、これがめしべ・・・」といったレベリングも完璧です。



つまり、知識が先にあるため顕微鏡を使わず書いているのです。

「別に点数をつけたりするわけじゃない、顕微鏡を使って見たものを書け!!」と言ってもそれです。


あまりにも知識が先行するとこうなるのかとこれはこれで興味深かったです。

ガーナの教育をちょっと垣間見た授業でした。


こちらはライト付き顕微鏡

2010年11月20日土曜日

顕微鏡授業

頑張って組み上げた顕微鏡を使って授業をやりました。

同じ授業を2クラスに別々の日にやっています。





1日目、やはり顕微鏡を使うと言うことで生徒の食いつきは良かったです。





2日目にちょっとしたハプニングがありました。


いつもの時間になっても生徒がほとんど来ない!!!

話を聞くと、学校側のスケジュール調整でいきなりその日が「自由に外出できる日」となったのです。



え~説明しますと、私のいる学校は基本的にほぼ全ての生徒が寮に入っているため自由に外出ができません。

月に一度(第一火曜日)、自由に外出できる日が設定されています。

私もそれを踏まえてスケジュールを組んでいました。


それがいきなり変更!!!

最初に来た生徒は4人(34人のクラスです)!!!


そのあとちょろちょろと増えて8人になりました。


来た生徒は寮に住んでいないから「別に今日街に行かなくても~」という話です。


ん~とりあえず誰かにドロップキックをかましたい気分になります。




しかし生徒は「普段の授業だと人数も多くてよくわからない事もあるから授業やってよ」と言っています。

おぉ~やる気がある。


ではやろう!!という事でこの人数に授業をやりました。

まぁ1人で1台顕微鏡使えて良かったといえば良かったです。





そしてこの授業が終わり、この時来ていない残りの生徒にはどうしようかと思っていると・・

生徒が

「今日の夜にやればいいじゃん!!夜ならみんないるよ~」




んんんん~


そこで生徒に


「いや~停電したら悲惨じゃん!?」




というと






生徒が一言










「Just Believe(信じろ)!!!」






名言です!!

かつてこれまでに簡潔かつ明白でインパクトのある言葉があったでしょうか。

ソクラテスやニーチェもビックリの名言が生まれました。




そして私は夜の顕微鏡授業を行いました。


続く

2010年11月19日金曜日

顕微鏡早組み

私のいる教員養成校はガーナ国内の理数科強化校(国内に10校)に指定されているため実験用の器具はかなりある方だと思います。

それらの器具や薬品はガーナ政府から送られたものだそうです。



前に生徒に今までやった事がある実験を確認した時に顕微鏡を使った事のある生徒が非常に少なかったので、生物の実験として顕微鏡を使いたいと思っていました。



しかし、パッと見たところでは4台くらいの顕微鏡しか見当たりませんでした。


さすがに10人で1つの顕微鏡を使うわけにはいかないのでちょっと困っていました。


そこで同じ様な学校に配属されている隊員から「うちの学校には25台くらいあるよ~」という話を聞きました。



ガーナ政府からきたものであればうちの学校にも同じくらいの数の顕微鏡があるに違いないと考え・・・



捜索開始です。





すると虫&クモの巣だらけの備品置き場の様なところからそれらしい箱を発見しました。






海賊が宝を発見した瞬間と通ずるものがあったかと思います。

もう気分はモンキー・D・ルフィ(fromワンピース)です。





海賊王に俺はなる!!!





えっ、言いたかっただけですが何か?






早速、それらの顕微鏡を組み立てます。



開始早々、10分。

やばい、飽きてきた・・・




しかし、製造業の会社に所属している身としてはこれも新たな挑戦として捉えていきましょう。


という事でいかに丁寧に、正確に、早く顕微鏡を組むかという事に全力出していきました。

5台くらい組んだ辺りから標準作業(←わかる人だけわかって下さい)を確立し、完全にゾーンに入りました。







俺、ノッてる!!!



ちなみにこの時、一人です。

若干、イタイ子だと自分で自分を振り返りながらも目の前のゴール(約20台の顕微鏡組み立て)に向かって走って(組んで)いきます。



負けないで~もう少し♪

ゴールは近づいてる~




自分の中でZARDの「負けないで」が流れてきます。

どうでもいいですが、自分の中でサライはいまいちピンと来ないので「負けないで」がリピートしていました。


そして今年の24時間テレビのランナーははたして誰だったのかと今更ながら気になりました。








そんなこんなで見事に約20台の顕微鏡を組み終え、ホッと一息です。


ストップウォッチがなかったのが非常に悔やまれます。

終盤のノリからいくと「顕微鏡早組み選手権」なるものがあった場合はかなりイイ線まで食い込む事ができたんじゃないかと思います。


これにより計23台(うち光源付き4台)の顕微鏡が使える状態となりました。

この顕微鏡を使った授業はまた今度、載せますよ。

2010年11月17日水曜日

ガーナよさこい日本祭り

先日、首都アクラにて「日本よさこい祭り」が開催されました。


日本をもっと知ってもらおうとガーナ在住の日本人が中心となって開催され、今回で9回目となるお祭りです。


ガーナ在住の日本人などというのは限られているので、JICAや協力隊員も祭りの主催側として参加となりました。


同期の大阪出身まるちゃんがリーダーとなって

「お好み(焼き)、たこ焼きならあたしにまかしとき~」

「大阪で生まれた~女やさかい~♪」

と言ったかどうかわかりませんが同期メンバーを中心として「お好み焼き&たこ焼き」の出店をやる事となりました。


前日から買出し、仕込みを行い当日に備えます。





当日、自分はお好み焼き担当となり、開始から終了までの約4時間ひたすらお好み焼きを作り続けました。








人生でこれほどお好み焼きを作る機会は二度とないでしょう。



当日は電気が使えない、爪楊枝を忘れる等トラブルも多々ありましたが色々な人の協力でなんとか無事に終わらせる事ができました。

踊りやその他の出店も好評で幕を閉じました。

と言っても自分はひたすら目の前のフライパンと格闘し、祭りを殆ど見ることなく終わりました。


写真だけでもどうぞ~♪



ガーナ人のよさこいダンス、何ヶ月も前から練習して今回の祭りに参加しているそうです。






ジャパニーズ浴衣美人、この後多くの男性は前かがみでしか歩けなくなったとかならなかったとか。







ヨーヨーつり、ちびっ子の無邪気さに癒されますね。






いや~それにしても疲れましたわ。

リーダー改め女将のまるちゃんを始めとしたお好み焼き&たこ焼きメンバー本当にお疲れ様でした。


その他の参加者も前々からの準備を含めて本当にお疲れ様でした。





毎年11月頃に開催している様なのでガーナにお越しの際はタイミングが合えば是非見て行ってはいかがでしょうか。
来年は10周年だそうですよ。




お好み焼き、たこ焼きメンバー集合写真

2010年11月16日火曜日

バースト

リアルドナドナのイベントを経てクマシに着きました。

そこからはちょっと大きめなバスに乗って首都のアクラへ向かいます。


約6時間の旅であると同時に道がデコボコでひどいのでへなちょこな私は、リッチなバス(シートが革張り&広々)で向かおうかと思っていたら、ちょっと小さいバスの値段を聞いて心が揺れました。



最高級では15セディ(1,050円)、小さめのバス9セディ(630円)




揺れる~想い~体中感じて~♪(by ZARD)




小さめのバスの方が早く人が集まりそうだったのもあり、結局小さめのバスで行くことにしました。

はい、そうですよ!!ケチったわけですよ!!!



私の座席は左後ろの方でした。

バスは途中休憩を挟みながら順調に進んでいきます。




アクラまであと2時間くらいというところで私の足元の床が尋常じゃないくらい揺れて車内に砂埃が舞いました。

そうです、タイヤがバーストしました。

車を止めてタイヤ交換が始まりました。

運転手とメイツ(サポート役で同乗しているあんちゃん)の連携です。


いや~すごいですね。

慣れたもんだとばかりにちょちょっと作業をスタートさせています。






このバスは後ろのタイヤがダブルタイヤ(1箇所に2本)となっていました。

バーストしたのは左後ろのタイヤの内側でちょい面倒くさそうでしたが載せていた工具を駆使して30分~1時間くらいで作業は終了しました。


タイヤ交換待ちの乗客



そんなこんなで無事にアクラへ到着しました。


バーストしたタイヤ



ちなみにバーストはタイヤが極端に磨り減っていたり、空気圧が低かったりして起こりますよ。

車に乗っている方は溝や空気圧のチェックをお忘れなく!!




ネタの神様、1日でドナドナ&バーストのイベントありがとう。

でも私はもっと安全、快適に移動がしたいです。





おっちゃんジャンプ


2010年11月11日木曜日

リアルドナドナ

その日は、ネタの神様がブログの記事にでも載せなさいと様々なネタをくれた日でした・・・


ガーナにはトロトロという乗り物があります。

いわゆるワンボックスタイプといわれる車に15人~25人くらいが乗って走っています。

日本車で言ったらトヨタのハイエースや日産のキャラバンが老体にムチを打ちながら走っています。





トロトロという名前&ボロボロの車なのに運転手はとてつもないスピードで走っていきます。

このトロトロ、出発時間は決まっていなく満員になったら出発するシステムです。

そして始発と終点以外、基本的にバス停は決まっていません。

降りたいところで運転手や料金回収のあんちゃん(以下メイツ)に「降ろして」と言って降ります。

そして人が降りたらその人数だけ他の人が途中乗車できます。





その日は首都(アクラ)で行われる日本祭りに参加のため、自分の任地からアクラへ移動していました。

まず、任地からトロトロでガーナで2番目に大きい都市クマシへ向かいます。


その途中でネタの神様が降りてきました。





自分は始発から終点まで乗っていたのですが、途中乗車してきた人が強者でした。

ヤギを引き連れています・・・



そうです。


この猛者はヤギをトロトロに乗せようというのです。




いやいやいやいやいや!!!!!

無理でしょ!!!


というのも車の中は人でいっぱいですし、荷物置き場などというものはありません。


トロトロによっては車体の上にキャリアを付けてたくさんの荷物を運べるものもありますがこの車には付いていません。


しかし運転手、メイツ、ヤギを持ってきたおっちゃんの3人でヤギを載せようとしています。

問題はどこに載せるか・・・


3人が出した答えは






「座席の下」




無茶です。


しかし、彼らはやりやがりました。


なんとその数、6頭!!!


扉もしまらないからロープでむりやり括りつけてます。













運が悪いのか、ネタの神様がチャンスをくれたのかわかりませんが私の座席は一番後ろでした。


つまり・・・


私の足元にはヤギがいます。









ドナドナド~ナド~ナ~♪
売られてゆくよ~
悲しそうな瞳で見ているよ~






車内に漂うヤギ臭、たまに聞こえるメェ~という悲痛な叫び。


ヤギさん、可哀相すぎる・・・


と思う一方で「動くたびに角や足が当たって痛ぇって!!」とヤギに敵意を感じてしまいます。



足元に荷物を置けなくなった&足が下につけないので荷物を抱えての体育座りで約1時間半耐えました。









この途中にトロトロの屋根に載せられたヤギとピックアップトラックの荷台の載せられたヤギを見ました。


しかし、私には「ふっ、なめるなうちのトロトロなんか車内にヤギが6頭もいるぜ」と勝った気分になりました



今日はクマシでヤギのマーケットでも開かれるのか?


いや~しかし今日はヤギ日和だったな~。



しかしネタの神様はクマシ~アクラ間でもネタをくれました。

それはまた今度・・・




到着して解放されるヤギ




悲しそうな瞳で見ているよ~♪

2010年11月6日土曜日

料理レシピ募集!!!

最近、

「ご趣味の方は?」

と聞かれたら、

「たしなむ程度にですが料理を少々」

(鹿おどし?のカッコ~ン、カッコ~ンのBGMと共に)


と答えてもいいんじゃないかと思うくらいハマってます。


最近よく見るウェブサイトは「クックパッド」です。

知っている人は知っている、知らない人は絶対知らないこのサイト、
私、既に会員登録(無料版)済み!!





このクックパッド見てるだけでお腹がすいてきます。

特にガーナでは絶対に手に入らないものほどおいしく見えます。

(例:ほたての刺身、豚肉+もやし+ニラの炒め物etc.)





そこで料理レシピを募集します!!!

っていうか私の料理の引き出しがすっからかんなので頼むから誰かレシピを送って下さい!!!

以下に手に入る材料を記載します。
これでできるレシピを大募集です。


【常に手に入る食品】
・トマト
・キャベツ
・ピーマン
・たまねぎ
・人参
・ネギ(小さくて細い)
・ナス(なぜか白い)
・しょうが
・にんにく
・オクラ
・ライム(≒レモン)
・きゅうり(めちゃデカイ)
・卵
・鶏肉(部位を指定して買う)
・牛肉(部位を指定して買う)
・ツナ缶
・サバ缶


【ちょっと大きい町で手に入るもの】
・じゃがいも
・ソーセージ


上記が今のところ私のレベルで挑めるものかと思います。

その他、よくわからない魚など今の私では太刀打ちできない強敵もいます。


米、パスタなどは手に入りますし、調味料も一般的なものは手に入ります。
また、日本からの支援物資として「ほんだし」、「めんつゆ」、「ポン酢」もあります。


私の知り合いの中には管理栄養士の方もいらっしゃいましたね?
見てますか~?そうです、あなたですよ。
期待しています!!!



メール、コメントどんな方法でもいいので誰か送ってくれい。







写真は名誉の負傷として包丁で切ってしまった指です。
止血後、アロンアルファで傷をふさぎました。
(カー用品店でバイトしていた時に先輩から学んだ方法です)

2010年11月5日金曜日

新隊員歓迎会

青年海外協力隊とは3ヶ月に一度の頻度で様々な国へ隊員が派遣されます。

このガーナにも新たに20名弱(すんません細かい人数忘れました)の隊員が到着して1ヶ月のオリエンテーションを終えて各任地へ赴任となります。

そのため先日、赴任に先立ち首都にて新隊員の歓迎会が行われました。

通常ガーナ隊では2つ前の隊次(新隊員の6ヶ月前にきた隊員)が幹事となるのですが、私たちが幹事となる予定の次の隊次(22-3、2011年1月到着)が0人のため合同で幹事をする事となりました。

私は何を間違ったか、キッチン担当となりました。
他のキッチン担当の言うことを従順に聞いてなんとかこなしていきましたよ。



食料を買出しに行って、









合間にビールを飲み。







食料の下ごしらえをして、









ビールと共に毒見をし






えぇ、気づきました。

私のカメラには 歓迎会の様子が収められた写真はありませんでした・・・

幹事隊の誰か、今度写真共有させてくれい!!!




大変ではありましたが、何とかかんとか終わらせる事ができました。

幹事隊のみなさん、本当におつかれさまでした~

そして新隊員のみなさん、これからよろしく~♪

2010年11月4日木曜日

ストロー分子モデル

今回はどんな授業をやったかを書いていきますよ。

さてさて今回も化学チックな言葉がたくさん出てくるのでアレルギーを持っている方は、
私の最近のブームでもある「水曜どうでしょう」を見て大泉洋の有名になる前後の態度の変化でも観察していて下さい。


今回ご紹介するのは~



ストローを使った分子モデル!!!



このブログを見ている他の協力隊の理数科隊員は知ってる内容かもしれませんね。
というのも以前に活動されていた隊員のアイデアなのです。


ん?

そのネタをパクッたという声がありますか?

いえいえ、インスパイアされたのです。

もしくは良いネタをパクッて何が悪いのさ!!!という逆ギレで回答とさせて頂きます。




生徒にはなかなか好評でしたよ。

まぁ自分で何かを作ると言う事で楽しんでただけという生徒もいたとは思いますがね。



通常、授業だと初めに実験やアクティビティの目的や理論みたいのを簡単に説明してやりますよね?

今回は分子のモデルなので、原子の構造や共有結合について簡単に説明したんですが、その時の生徒の態度が非常に印象的でしたね。


それは









「もう、そんなの知ってるよ」
という態度でした。


これには以外でしたね~ほぼ全員が知っていました。
この教員養成校には通常の高校以外に専門学校みたいなところを卒業してから来る生徒もいるため、生徒に確認しながらやったのですがほぼ100%の生徒が知っていました


っていうか知識レベル高いですね~。
s,p,d,f等の電子軌道知ってましたよ(→日本では主に大学で習う内容です)。

そしてその知っている内容を授業している時の態度は若干腹がたちますよ。


こいつら実はめちゃめちゃ頭いいんじゃないのかと思い、
若干、レベルの高い問題を一つ出しました。

っていうかたぶん知らないからヒントを出しながら推測させようと思っていました。



エタンの回転異性体で水素の配置が重なり型(eclipsed)とねじれ型(staggered)でどちらが安定か?

そしてその理由は?


いや~マニアックですね。

>一発でわかる方
勉強ばかりしたせいであなたの性格は捻くれているんだと思いますよ。


>何を言っているのか判らない方
正常です。


まぁ何にせよ、このストローを使ったモデルでその理由も立体的にわかるわけです。

内容は大学の化学で習うものです。

考えを紙に書いて提出させたのですがほとんどの生徒が答えられませんでした。


順を追って説明したのですが、その途中の過程で基礎がいまいち理解できていない事がわかってきました。


というより単純に教科書に書いてある事しか勉強していないという印象があります。


探求する、仮説を立てて考えるという事ができないのだと思いました(←ココ重要!!!)。


できない理由はおそらく今までにそういう教育を受けていないからだと思います。



スラムダンクで安西先生&赤木キャプテンの言っていた
「基礎の大切さ」

もしくは福山雅治のガリレオ先生が言っていた
「まだ仮設の段階だ」

という言葉が浮かんできました。
え?浮かんだだけで特に意味は無いですけど何か?



まぁ色々なことを試しながらぼちぼちやっていきたいと思います。



ちなみにこの記事の途中に出てきた問題の答えは以下です。

ねじれ型(staggered)が安定です。

理由はδ(デルタ)+となっている水素原子間の距離が重なり型(eclipsed)よりも長くなるため。


2つの磁石で同じ極同士は離れているほど安定している(動かない)のと同じ様なもんですね。