今回はどんな授業をやったかを書いていきますよ。
さてさて今回も化学チックな言葉がたくさん出てくるのでアレルギーを持っている方は、
私の最近のブームでもある「水曜どうでしょう」を見て大泉洋の有名になる前後の態度の変化でも観察していて下さい。
今回ご紹介するのは~
ストローを使った分子モデル!!!
このブログを見ている他の協力隊の理数科隊員は知ってる内容かもしれませんね。
というのも以前に活動されていた隊員のアイデアなのです。
ん?
そのネタをパクッたという声がありますか?
いえいえ、インスパイアされたのです。
もしくは良いネタをパクッて何が悪いのさ!!!という逆ギレで回答とさせて頂きます。
生徒にはなかなか好評でしたよ。
まぁ自分で何かを作ると言う事で楽しんでただけという生徒もいたとは思いますがね。
通常、授業だと初めに実験やアクティビティの目的や理論みたいのを簡単に説明してやりますよね?
今回は分子のモデルなので、原子の構造や共有結合について簡単に説明したんですが、その時の生徒の態度が非常に印象的でしたね。
それは
「もう、そんなの知ってるよ」
という態度でした。
これには以外でしたね~ほぼ全員が知っていました。
この教員養成校には通常の高校以外に専門学校みたいなところを卒業してから来る生徒もいるため、生徒に確認しながらやったのですがほぼ100%の生徒が知っていました
っていうか知識レベル高いですね~。
s,p,d,f等の電子軌道知ってましたよ(→日本では主に大学で習う内容です)。
そしてその知っている内容を授業している時の態度は若干腹がたちますよ。
こいつら実はめちゃめちゃ頭いいんじゃないのかと思い、
若干、レベルの高い問題を一つ出しました。
っていうかたぶん知らないからヒントを出しながら推測させようと思っていました。
エタンの回転異性体で水素の配置が重なり型(eclipsed)とねじれ型(staggered)でどちらが安定か?
そしてその理由は?
いや~マニアックですね。
>一発でわかる方
勉強ばかりしたせいであなたの性格は捻くれているんだと思いますよ。
>何を言っているのか判らない方
正常です。
まぁ何にせよ、このストローを使ったモデルでその理由も立体的にわかるわけです。
内容は大学の化学で習うものです。
考えを紙に書いて提出させたのですがほとんどの生徒が答えられませんでした。
順を追って説明したのですが、その途中の過程で基礎がいまいち理解できていない事がわかってきました。
というより単純に教科書に書いてある事しか勉強していないという印象があります。
探求する、仮説を立てて考えるという事ができないのだと思いました(←ココ重要!!!)。
できない理由はおそらく今までにそういう教育を受けていないからだと思います。
スラムダンクで安西先生&赤木キャプテンの言っていた
「基礎の大切さ」
もしくは福山雅治のガリレオ先生が言っていた
「まだ仮設の段階だ」
という言葉が浮かんできました。
え?浮かんだだけで特に意味は無いですけど何か?
まぁ色々なことを試しながらぼちぼちやっていきたいと思います。
ちなみにこの記事の途中に出てきた問題の答えは以下です。
ねじれ型(staggered)が安定です。
理由はδ(デルタ)+となっている水素原子間の距離が重なり型(eclipsed)よりも長くなるため。
2つの磁石で同じ極同士は離れているほど安定している(動かない)のと同じ様なもんですね。
2 年前
3 コメント:
これでも理系の大学(工学部)出てるけど、
何のことやらさっぱり分からんぞ!!
だいたい、常人にギリシャ文字δなんて読めんだろ(笑)
ミスター・・・ひとつ突っ込んでいいか?
以外× → 意外○
仮設× → 仮説○
・・・・・・・・・・・・・。
そして、私からは問題をひとつ提供しよう。
「通常、高分子材料のエラストマー
(elastomer:ゴム状弾性体)で
作られているTENGAは、
そのままでは摩擦係数μは0.6程度であるが、
これに潤滑剤を投入することにより
μはどのくらい低減できるか?
実験方法を提案するとともに、
μの最確値と標準偏差を求めよ。」
間違えたら、サイコロキャラメルは没収です。
分からなければ、TEPAの人がヒントくれます。
ガーナに帰ったら教えてください。
日本で元気にやってます(笑)
肝心なこれ書き忘れた(汗)
細かい指摘と興味深い研究テーマの提案ありがとうございます。
ってこら!!
ひとのブログだと思って何書いてくれてんのさ。
日本に帰ったと思って次の連絡がこれかいな。
罰としてガーナに戻ってくる際は、空港からサイコロ振って辿り着いて下さい。
まずは日本でゆっくり休んでくださいな~。
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