2012年5月26日土曜日

アボ



私の同期の一人はアボという町に住んでいます。

パッと見るとアホと見えて、

とてつもなくアホな人の事を言っている様ですが、決してそんな事はありません。

その同期とは関西弁のネイティブスピーカー「まるちゃん」です。

「あたし、そんな訛ってへんで~」

と否定しているその言葉すらザ・関西弁です。

そんな彼女はアボという町にある、イタリアからの支援で作られた職業訓練校で「服飾」を教えています。

職業訓練校は仕事に直結する様な事を学ぶ学校で、日本でいえば工業高校、商業高校、農業高校みたいな感じでしょうか。

また、服飾とはざっくり言うと服の作り方やミシンの使い方を教える仕事です。

そんな学校に首都アクラに用事があった際にちょっと寄らせてもらいました。

この学校はイタリアのボランティア団体からの援助で設立された学校で、身体障害者と健常者(特に障害を持っていない人)が一緒に勉強しています。





生徒数は約100人と非常に少なく、車椅子でも移動できる様に建物間を移動していても殆ど段差がありません。

訪問した日はイタリアから来た買い付け人(?)とデザインの打ち合わせをしていたため、授業を見ることは出来ませんでしたが、初めて見る職業訓練校は新鮮でした、

今や日本昔話でしか見る事が出来ないような「はた織り機」なんかもありました。



さらに、この学校は精神障害を持った子供のための施設もありました。

ガーナ人がボランティアの様な形で働いて子供達の世話をしている姿を見て、本当に感動しました。

こういう組織って本当に世の中に必要ですよね。

アボにいる人たちはアホではなく素敵な方ばかりでした。




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