2011年6月15日水曜日

ファッションショー

突然ですが、私モデルみたいな事やりました。

もちろん、メンズノ○ノみたいなもんじゃありませんよ。
載るとしたらダメンズノ○ノみたいな私はちょっとしたお手伝いをしただけです。

協力隊員の職種の中に「服飾」という職種があります。
主に裁縫や服作りなんかを教える活動です。

ガーナで2番目に大きいクマシという街にも通称カクムというあだ名の服飾隊員がいます。
カクムは技術短期大学(Polytech)という高校卒業以上の生徒が通う学校で服飾を教えています。

その学校では毎年ファッションショー行っていて、彼女は今年はゲストデザイナーとしてショーに参加するとの事。

そう、カクムが作った服を協力隊員がモデルとして着てショーに参加するわけです。

このファッションショー、テレビも来たりして結構大きなイベントの様です。

しかもカクムが作った服というのがピュアウォーターという名で売られている飲み水のビニール袋を再利用したという非常に画期的なものです。



何を隠そう、ガーナにはこのピュアウォーターの袋が道端に散乱していて非常に汚いです。

しかし、その準備には途方も無い苦労が伺いしれましたよ。

飲み終わったピュアウォーターの袋を開いて、洗って、乾かして、同じ種類の袋を縫い合わせる事でやっと生地が完成します。そこからデザイン、裁断、縫製・・・



私も任地が近いという事もあり、手伝いを少し行いましたが非常に手間が掛かってます。

むしろお手伝いと称してカクムの家に飲みに行ってただけの様な気もしますが・・・

私や手伝いにいった連中が飲んだくれて早々と寝ている中でも、ほぼ完徹の様な状態で作業を続けていました。

ショーの数日前には彼女はいつ逝去されてもおかしくない様な満身創痍っぷり。

そしてショー当日。

リハーサル予定時刻。
会場は木材が散乱しカナヅチの音・・・

さすが、ガーナ。
会場、まったく完成しておりません。



まぁまぁそんなわけで、私たちも準備に取り掛かります。

ここでなんとなんと、私、人生初のマニキュアをしてもらいました。
キモイですね~。



男性は黒、女性は赤のマニキュアをするというこだわりっぷりです。

しかしそれが終わると、女性陣がお化粧やヘアメイクに勤しむ傍ら、大して準備と緊張感のない男性陣は

寝だしたり



靴の臭いチェックをしたり



「はい、女性陣が着替えるから男子は外!!シッシッ!!」と追い出されたりで大忙しです。




そんなこんなで予定の2時間遅れでショーが始まり、ショーは進んで私達の出番です。
肌の色の違うデザイナーやモデルは私達だけという事もあって会場は大盛り上がり!!!

ちなみに協力隊員は男女がペアとなって、計8人がモデルとしてランウェイを歩きました。
ファッションショーの真ん中にデ~ンとある一本道、ランウェイっていうんですってね、奥様。



私も歩きましたよ~。
前日に女性陣からモデルの歩き方を教わりましたが、まぁ~ギリギリでホンダのアシモに勝ったくらいの動きでなんとかこなした感じです。

そして最後にはデザイナーの紹介。

インタビュアーからコメントを求められ、彼女が放った言葉は

「Keep Ghana Clean !!!!!」




私は殆ど見ることが出来ませんでしたが、ガーナ人デザイナーの衣装も様々なものがありおもしろかった様ですよ~。



終了したのはなんと午前1時過ぎという深い時間でしたが、我らガーナ隊の誇る料理隊員しげさんが何も食べていない私達に打ち上げとして鍋を用意してくれました。

食事もそこそこに早々と寝てしまって鍋を満喫できなかった事が無念です。

カクム、構想から半年近く?、服も8着+自分用1着も作って本当にお疲れ様でした!!!!!

0 コメント:

コメントを投稿