2011年7月28日木曜日

カルチャーイベント

私のいるベチェムという街で「カルチャーイベント」なるものが開かれました。

内容は同じ郡(市町村みたいなもんです)内の小中学校を集めて伝統的な音楽や踊りを披露するというものです。

私がいるのは教員養成校という高卒以上の生徒が通っているので直接関係はないのですが、ちょうど学校がテスト期間に入って授業もなかったので覗きに行ってきました。

いや~すごいイベントです。
出店なんかも出て大盛り上がり。




私が見たのは一日目の小学校のイベントだけでしたが、詩の朗読、歌や踊りなど非常に興味深かったです。

生徒たちこのイベントのために気合入りまくりでした。

そして注目すべきはその踊りです。

日本でやったら幼い子供に露出度の高い服を着せて性的描写が強すぎるとPTAから確実にストップが入るでしょう。

しかし、ここはガーナ。

そんな踊りが披露される度に、大盛り上がりです。




しかししかし、そんな中、私の注目は違うところに向かっていました。

それは

学校に行っていない子供達

当たり前といってはなんですが、ガーナには学校に行けない子供達がいます。

理由は
学費が払えない
学校が遠い
学校はあっても先生がいない

などなど様々みたいです。

ちなみに学費については基本的に無料の様ですが、色々な名目でお金を徴収します。
知り合いの子供に見せてもらいましたがこちらでは通知表と一緒に学費を支払いを記録する紙まであります。

今回のイベントは街の中心部で行ったのですがそこにも学校に行っていないであろう子供達がちらほら。

かといって、よく貧困を紹介する時にある「何か助けてと叫ぶような無言の目・・・」みたいなものではなく

めっちゃ元気。

タイヤを転がしたり、布の塊を蹴ってサッカーごっこしてたり、店の商品の価格を完璧に把握して元気に店番をしていたり・・・

しかし、このイベントの時に「制服や踊りの衣装を着た子供」が「頭に商品を乗せて売っている子供」からモノを買っている時に、「格差」という事が確実にそこには存在する事を感じました。

学校に行きながらモノを売ってる子供もいるので何ともいえないですが・・・

ガーナに来て一年近く経って見えなくなっていたものの様な気がしました。

まぁ、どんな子供もみんな元気で何よりです。





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