2011年11月20日日曜日

究極の営業活動

先日、辺りは真っ暗になったくらいの時間に家のドアがノックされました。

ドアを開けるとガーナ人おっちゃんが一人で袋を抱えています。

「こんばんわ~ごきげんいかが?」

とフレンドリーに話しかけてきました。

やばい、どっかであったんだろうけど全く覚えてない。

そんな事はしょっちゅうです。

こっちは町でも数少ない外国人という事で有名人です。
相手は自分の事をすぐに覚えますが、私が相手の顔を全く覚えられません。

まぁ私の記憶力に難があるのも確かです。

そんな事を思っていると

「うちにはお金が無くて娘が学校にいけない」

といきなり話し出しました。

ん?なんだこいつ?と考え始め、しばらく話を聞くと初対面でした。

夜中に知らない人、怖いじゃん。

なんて思いながらも話していると、どうやら娘を学校に行かせるために自分で作った商品を売りたいとの事。

おもむろに台所の机の上に、持っていた袋をひっくり返して商品を見せてきました。

金属で出来たキーホルダーでした。

不要になった金属の切れ端を溶かしてキーホルダーを作ったと言っています。

いや~クオリティーはいまいちですが、その努力はすごいもんです。

娘の写真つきプロフィールが載った紙をラミネートして持ち歩いて

「この子を学校に行かせたい、学校に行けなくて泣いているんだ、何か買って援助してくれ」

真偽の確かめようはありません。

気持ちはわからんでもないのでひとまず商品を見てみると全体的にいまいち興味を引くものが無い。

その中に一つ、買ってもいいかと思うものが。

それがこちら



アディンクラシンボルと言われる模様の一つを象ったものです。

アディンクラシンボルには様々な模様があり、その一つ一つに意味があります。

私が興味を示した上の写真のものは「GYE NYAME(ジニャメ)」と言われるアディンクラシンボルの中でも一番有名なもので

「世界を創造したのは全知全能の神様」

みたいな意味がある様です。

折角なのでそれを値段交渉の末、ひとつ2セディ(約100円)で買いました。

無事に商品が売れたおっちゃんは私が買ったもの以外を袋に戻して帰り支度です。

そんじゃバイバイと言って別れ際に何気なく

どこに住んでんの?

と、私の任地のベチェムの中のどこに住んでいるんだろうと思って聞くと

ベレクム

という答えが。

ここから1時間半は掛かると思われる町です。

す、すげ~。

究極の飛び込み営業、営業マンの鏡です。

いや~頑張ってるな~。

とちょっと感動して、しばらく経ってからかなり遅い夕飯の準備をしようとしていると

足元にカランと音が・・・

まさか、と思っていると

そうです、さっきのおっちゃんが商品を机に広げたときに床に商品が落ちていたんです。

しかも2個・・・

落ちていたカメとカエルのキーホルダー
おっちゃん、損しまくりだよ。
もう帰ってるし、二度と来ないだろうから返せないし。

そういうざっくりとした管理がガーナ人らしいと言えばそれまでですが。

俺、2セディでキーホルダー3個手に入れちゃったよ。

2011年11月18日金曜日

フライパン

フライパンの取っ手が取れた!!!!!

料理してる途中に取れたのでマジでビビりました。

愛用していたのに残念じゃ。

でもこの前帰国した隊員からもらったフライパンがあるから大丈夫さ~♪

2011年11月17日木曜日

surimi

この前、ガーナで2番目に大きい街クマシで買い物をしたときにすごいものを見つけました。

カニかま!!!!!

らしきもの

そのパッケージにもびっくり。

なんとsurimi(すり身)と書いてあります。



値段も16本入って5セディ(約250円)と意外と安い。

思わず衝動買いしてしまいました。

家に帰ってマヨネーズと一緒に食べます。

その味たるや・・・



激まずい

これは日本のクオリティーを期待して自分のハードルが上がってたとかそんな理由無くまずい。

擬音語で表すならば

パサパサ

モサモサ

チョメチョメ

あ、最後のは言いたかっただけです。

完全に失敗でした。

2011年11月16日水曜日

AYM キンカン

さてさて長らく止まっていたコーナーですよ。

AYM覚えてますか?

すらっと出てきたあなた、ちょっとキモイです。

私も忘れてましたもん。

正解は

あってよかったもの、略してAYMですよ。

ネットの調子が悪く、自分の過去の記事を見るのがめんどいので何回目かもわかんなくなりましたが、しれっとやりましょう。

今回紹介するのは

キンカン



別にムヒでも良いかと思いますが森田家は長年キンカン派でした。

蚊取り線香や虫除けクリームはガーナの薬局でも売っているんですが、刺された後につける薬は売っていないんです。

そんなときにキンカンみたいなスーっとする薬があると

ハワァワァワァワァ~快感♪

となるわけです(ニュアンスを感じ取って下さい)。

もちろんマラリアなんかは防げるはずもないので、あくまで痒さを抑えるためのもんですが。

一本あれば意外と持つので、あってよかったですわ。

2011年11月15日火曜日

タマレワークショップ 2011年11月

さてさて、またまた、いよいよ、そわそわ、ワクワク、ドキドキ

前々夜祭




タマレというガーナ北部にある街へ理数科分科会のワークショップのために行ってきました。

主に教員養成校の生徒たちに理科や数学で使える教材を紹介するというものです。

同じような取り組みを何回か行っているんですが、今回も

・4クラスの生徒を対象に教える
・授業者側も4組、生徒は順番に授業者の教室を回り、45分授業を4回受ける。
・1クラス(約40人)を6グループに分け、グループ単位で教材作成などを行う。

というものでした。

今回、今までと少し違ったのが

・情操教育として図工の授業を理数科分科会以外の隊員が行う。

というものがありました。

協力隊員には「村落開発普及員」「青少年活動」という職種があります。

ざっくり言えば、村落開発普及員は昔ながらの協力隊のイメージの様な田舎で井戸を掘ったり、かまど作ったりしてます。

青少年活動はろう学校でパソコンの授業をしたり、刑務所にいる子供に教育を行ったりと言ったその名の通り青少年向けの活動をするものです。

ざっくりと書きましたが、その活動は幅が広すぎて全ては把握できません。

ただ、どちらも一言でいえば「何でも屋」です。

これぞ協力隊という感じの職種です。

タマレ周辺で活動をしている「村落開発普及員」「青少年活動」2名がこの図工の授業を行いました。

何故図工の授業が必要なのかというプレゼンを行った後に、自分の家族へのプレゼントを廃材から作ろうというものです。

これが、非常に新鮮な試みで面白かったですね。







ちなみに私は同期じゅんちゃんの電気回路の授業のサポートをしていました。

その準備はめちゃくちゃ大変だったであろう事が伺えますが、そんな事を微塵にも出さず授業を進める姿はさすがでした。

その感謝の意を、帰国に向けて伸ばしているであろう彼の髪を帰国直前に坊主にして表したいと思います。




他の授業者はトランプやカードを用いた数学のアクティビティーで生徒をワキャワキャさせたり、



静電気の授業で生徒を驚かせてニヤリとしたり





どれも色々と工夫を凝らした授業と強烈な授業者の個性で生徒に強い印象を与えた事は間違いないでしょう。

今回の生徒が将来教員になった時に役立つ事を願うばかりですね。

主催のジョニーや授業者を始めとしてみなさん、本当にお疲れ様でした!!!

2011年11月14日月曜日

ブルースクリーン

え~っと、次はいがまんじゅうの話でしたっけ?

話はインターネットのUSBモデムでしたね。

そんなこんなでUSBモデムを手に入れて料金プランの設定も終わった私はネットを使い始めました。

何回か使った時にいきなり下の様な画面が出てパソコンが勝手に再起動を始めました。



やばい、新しいパソコンなのに早速壊れたと思ってるとその後、無事に使えています。

何回か試しているとまた同じ状況に。

どうやらUSBモデムのソフトに問題が在るか、私のパソコンとの相性が悪い様です。

あ~あ、やんなちゃった~♪
あ~あ~ああ、驚いた♪

今の所、解決策見つからず。

まぁ、ネット使えなくても人間何の支障も無く生きていけますから全く問題ないですがね。

2011年11月12日土曜日

USBモデム

どもども、ご無沙汰です。

私、基本的に学校のインターネットを使わせてもらってるんですが、その学校のインターネットが一ヶ月近く使えない状況です。

ちなみに原因がよくわからないとの事。

まぁよくある事です。

そんな時に強い味方、USBに挿して使うモデムです。

ガーナでインターネットをする多くの人がこれを使っています。





私は学校のインターネットを利用していたため、今までは持っていませんでした。

しかししかし、先日帰国した某隊員から貰ってしまいました。

感謝感激雨嵐、モジャモジャばんざい!!!

まじでありがとうございました。

しかしこのUSBモデムとやらは、多くの隊員が月額またはデータ容量(何MB使ったらいくら)に応じて払っている様でした。

試しにもらったモデムでデータ容量に応じて支払う方式でメールを一通送ってみると1セディ(約50円)。

!!!!!

高い、高すぎる、USBモデム!!!!
うまい、うますぎる、十万石饅頭。

説明しよう。
十万石饅頭とは埼玉県民に良くしられた有名なおまんじゅうで、テレビ埼玉を見たことがある人間なら確実に一度はそのCMを見た事があるというものである。
そのCMのキャッチフレーズが「うまい、うますぎる、十万石饅頭」なのである。

次にこれまた埼玉名産の「いがまんじゅう」についても説明したいところではありますが、いよいよ方向性がわからなくなってくるのでそれはまた次の機会に。
ちなみに私、十万石饅頭もいがまんじゅうも食べたことありません。


え~要約しますと

・普段、学校でネットをしている自分は学校のネットが使えない時にだけ使いたい。

・しかも日本社会から隔絶された自分にとって毎日メールやネットを見る習慣は既に失っている。

・データ容量毎に払うのは高すぎる、高くても月に20セディ(約1000円)くらいに抑えたい


こんなこといいな~できたらいいな~♪
あんな夢、こんな夢、いっぱいあるけど~♪
ドラえも~ん、何か道具出して~。

と、人間として何か間違った方向性に走りつつあるのび太君のごとくホストファミリーと相談(=雑談)してると。

ドラえもん(体形のお母さん)と一緒にいたパパさんが

「俺も同じ会社(Tigo)のモデムつかってるぞ~、俺は毎月使った分だけ払うプランにしてるんだ」

なんと、そんな私の要望を適えるプランがあるらしい。

聞くと一日どんだけ使っても費用の上限は2セディ、しかも使った日数分だけ毎月費用を支払うというもの。

早速、パパさんと一緒にスンヤニという大きな町のオフィスへ行って手続きをすることに。

このプラン、要は後払い方式なわけです。

通信会社側としては使って逃げられたら損なわけですね。

そんなわけで、オフィスでは職業、保証人(っていうと大げさですが他の人の連絡先)なんかを紙に記入します。

住所なんかは家の地図まで書かされました。

保証人はパパさんがなってくれ、さらにデポジット(前払い掛け金)を払って終了です。

これで私もいつでもネットができる様になりましたよ~。

しかし、意外な落とし穴が・・・



続く